死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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厳しいなら他の店にしようかと言うルカスに、大丈夫だから捜査を優先しようとハウレスが応える。
女性が痺れを切らして店に来るのかどうか訊いてきた。
今の段階でハウレスは女性が苦手なことを隠せていないのだが、皆に気を遣われながらも女性達の店に行くことにした。
酒場の女性の合図で乾杯をする。
喋る猫だとバレたら面倒なので、可哀想だがムーには静かにしていて貰おう。
ハウレスとフルーレは緊張しているようだが、ロノとバスティンはそれぞれお酒と料理を楽しんでいる。
「ところで…。
お兄さんたちは、どこの貴族なの?
格好からして、サルディス家の貴族っぽいけど…。
どこか雰囲気が違うような…。」
ハウレスとフルーレは話しかけられてモジモジしているし、バスティンは女性が話しかけても興味がないのか返事をしようとしない。
こいつも恥ずかしがり屋なのだとロノがフォローを入れ、貴族なのに恥ずかしがり屋が多いなんて珍しいと女性は言う。
ここに来る貴族は横柄な人が多いようだ。
こんなに優しい貴族は初めてだとルカスに話をしている。
「あなたは何という名前なの?」
「俺の名前はちとせです…よろしくね。
お嬢さんの名前も教えて欲しいな。」
「あら、あなたは恥ずかしがり屋じゃないのね。
もっとお話しましょうよ。」
ルカスと俺が女性達の話し相手にならないと流石にマズいと思う…。
隣でルカスがフォローしてくれると言っていたし、きっと大丈夫だ。
「ルカスさん、そろそろ本題に入ったほうが…。」
ムーがルカスに耳打ちをする。