死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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ルカスは貴族らしい言葉遣いが必要だと、ロノに上品な言葉を遣うようアドバイスする。
バスティンには殺気が出過ぎているため微笑むように、フルーレには胸を張って男らしくするようにそれぞれアドバイスしていた。
「ルカスさん、楽しんでませんか?」
ハウレスが尋ねる。
俺もそうじゃないかと思っていた。
「まさか、そんなことないよ。
それでは、準備も整ったことだし…。
貴族になったつもりで聞き込みを開始しようか。」
いよいよ夜の街の調査が始まった。
怪しまれてはいけないので俺のことも名前で呼んで貰うことにした。
皆で歩いていると、すぐに酒場の女性から飲んで行かないかと声が掛かる。
彼女達の店に行ってみようと言うルカスに、ハウレスは意外にも難色を示した。
主様はどう思われますかとルカスに意見を求められ、気をつけて行こうと答える。
酒場の店の女性ならば客から色々な話を聞いているだろう。
どうせ誰かに聞き込みしなければならないのだから、それが彼女達の店でも問題はないと思う。
ハウレスは何だかいつものようにキリっとしていないとムーに指摘されていた。
「あっ!そっか!
ハウレスは女性が苦手だったっけ?」
ボスキに教えてもらったとロノが言い、ハウレス本人は別に苦手ではないと否定する。
ただ知らない女性を前にすると気疲れするのだとか。
「ハウレスさんの意外な弱点…。」
「べ、別に弱点というほどのものじゃないだろう!」
ハウレスは絶対モテるだろうに、今まであまり女性と関わる機会がなかったのだろうか。
舞踏会のときにフェネスから意外と生活能力が低いという話も聞いたし、完璧なように見えて実はそうではないのだ。
勝手にイメージを作り上げていたと反省する。