死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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衣服屋の店員の女性は服装を見ただけでグロバナー家の執事だと見抜いてしまった。
どうやら住む大陸や身分によって服装も大きく異なるようだ。
はじめは緊張していたフルーレだったが、店員に勧められたお洒落なデザインの衣装に夢中になり食い入るように見つめている。
新作でこれから流行るデザインなのだとか。
カランの店員もなかなか商魂逞しい。
試着もできると言われフルーレはとても嬉しそうだ。
「それでは主様…。
ぜひこちらを着てみてください。」
「えっ、フルーレが試着するんじゃないの?」
フルーレは笑いながら主様のお召し物を選ぶのが先ですと言う。
有無を言わさず試着室へと誘導された。
着替え終わり合図を送るとフルーレが試着室のカーテンを開けた。
よくお似合いですと言ってくれたが、何だか恥ずかしい。
やはり立派な衣装を着るのは慣れないので、自分の中でコスプレ感があるのだろう。
他の執事達もフルーレが選ぶ衣装を試着してみたが、それぞれの良さが引き立ち皆とても良く似合っている。
最後に店員の女性お勧めの衣装をフルーレが試着したのだが、着替え終わってみると女性用の衣装で…やはりとても良く似合っていた。
フルーレ本人は女性扱いされることを一番嫌っているようなので、絶対に本人の前では言わないようにしようと思う。
店員の女性が提示する金額は少しお高め。
ロノが交渉役を買って出るも、妥協案が出るどころか希望額は下回って行く一方だ。
結果、交渉は決裂し店を追い出されてしまった。
良い服を買いそびれたと怒るフルーレ。