死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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舞踏会での出来事の件でグロバナー家で審問会が開かれ、ルカスが出席した。
その場は俺が余興をすることで収まったけれど、サルディス家の貴族達はとても怒っているらしい。
ラトに怯える姿を他の貴族に晒したのがサルディス家のプライドを傷付けてしまったのだ。
一方で、悪魔執事に文句をつける機会を与えたことにもなる。
また今回は厳重注意で済んだがグロバナー家とサルディス家の外交関係を緩和させるために、悪魔執事は特別な依頼を引き受けることになった。
それはサルディス家の領地における妙な噂…。
夜に大鎌を持った黒づくめの人物がうろつくのが目撃されているという。
ザクザクと音を立てる様はまさに「死神」。
その死神の調査が今回悪魔執事に寄せられた特別な依頼なのだった。
舞踏会の翌日、俺は正午近くまで眠っていた。
朝に一度目が覚めたが昨日の疲れも影響していたし、そもそも二度寝が最高なのでそのまま気持ち良く寝させて貰っていた。
お食事中に申し訳ありませんと、ベリアンがサルディス家と死神調査について教えてくれたのは、自室でブランチの後のデザートを食べているときだった。
こっちの世界にいる間は食後のデザートを食べることも多くなかなかハイカロリーだが、消費カロリーも同じくらい高い気がする。
「それで調査にはいつ出掛けるのかな?」
「出発は明日を予定しております。」
飲んでいる紅茶をむせそうになった。
昨日舞踏会が終わったばかりだというのに、執事達の体力は無限か?
俺の体力がなさ過ぎるというのも否定できないが…。
エスポワールの街でのこともあるし、やはり少し体を鍛えるべきだろうか。