舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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「ラトくん、そこら辺にしておきなさい。
サルディス家の方に失礼でしょう?」
「ん?この声は…。
ミヤジ先生じゃないですか!
先生も来てらしたんですね。」
ラトはミヤジが会場に来ていると知って笑顔になったが、もうやめるようミヤジに言われても理由は分かっていないようだ。
壊すという表現が恐怖を煽る。
ただ、ミヤジやフルーレと一緒に暮らせなくなるのは嫌らしい。
ミヤジに悪魔執事が解体になったら一緒に暮らせなくなると言われ、分かりましたと意外に素直な反応を見せた。
その後ミヤジがラトにサラダを食べに行こうと提案し、フルーレも誘って三人で行ってしまった。
ラトはパセリパーティだと言っていたがフルーレは嫌そうにしていた。
「一応、解決でいいのかな?」
「ええ…。
ミヤジさんとフルーレくんのおかげで、なんとか…。」
ルカスもベリアンも最悪な事態を免れて安堵する。
ラトはミヤジとフルーレには心を許しているようだ。
それにしてもラトはよっぽど好きなんだな…パセリが。
「はぁ…。はぁ…。
くそ、何なんだあいつは…。」
そうだ、ラトを宥めただけで貴族への対応はまだなんだった。
「お前、悪魔執事の主人だったよな。」
「…はい、そうです。」
「執事の失態は主人の失態だ!謝罪しろ。」
「…サルディス家の貴族様、本日は私の執事が不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありません。」
「ふん…そうだ。
お前、何か余興をしろ。
ワシは心が広いからな。それで許してやる。」
周囲がざわつく。
主様に余興をさせるなんてと、執事達が憤る。
主人に余興を要求するのは屈辱的なことだと理解するが、それで済むなら俺には寛大なように思える。
とは言え踊ったり、手品はもちろんできないし…。