執事との出会い
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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天使狩りには調理担当のロノさんと一緒に行くことになった。
ハウレスさんにホールの壁を好き勝手に塗ったことを嗜められて、なかば罰のようなかたちだった。
ベリアンさんは実際に天使と戦うのは執事達で、《主様》がいないと力を発揮できないのだと言っていたが…。
ロノさんの話では、天使と戦うためには魔導服を着なくてはならないらしい。
今、ロノさんが着ているオシャレな燕尾服も魔導服なのだとか。
「ほら…いやがりました。
あいつが天使です。」
屋敷近くの森で天使を探していると、あまり時間もかからずに見つけることができた。
なるほど天使を見たことはなくても、こんな感じだと一目で分かる。
白い翼と美しい様相、眩い輝き。
「天使の奴ら何が目的か分かりませんが…。
当然空から現れては人間を襲うんです。」
……ん?
うそ、そんなに凶悪なの?
魔導服の力を使って、オレが戦います!は、
いいけどさ。ロノさん。
天使ってそんな存在なの?よく見たら足だけ、白からグラデーション的に黒くなってるけど。
俺が知ってる天使とは別の生き物なのだろうか。
言われるがままに本をなぞって文章を読み上げる。
次の瞬間、本に刻まれた記号が光りだした。
「ありがとうございます!
これで、力が解放されました!」
正直、何かした実感はない。
それでもロノさんの攻撃によって消えゆく天使を見届けながら、これはもしかしたら大役かもしれないと感じていた。