舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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「私をこれ以上傷つけるのはやめてくれ。
こう見えても繊細なんだよ?」
「はっ…よく言うよ。
人の意見なんて全然気にしてないくせに。」
「お、おい!執事ども!
ワシを無視するんじゃない!」
確かにいつの間にかラトとフルーレの会話になっていた。
変わらずに貴族の男性のことを豚と言うラト。
会場が騒がしいためロノも会場の外から中に入り、ラトがいると知って驚いている。
「だれか、彼を止められる人は…。」
頭を抱えるベリアン。
本当にどうすればいいのか。
そこへ長身の男性が息を弾ませてやって来た。
「ミヤジさん、いいところに来てくださいました。」
ベリアンの声が少し明るくなる。
彼は地下の部屋所属のミヤジ・オルディア。
ルカスと並んで最年長の執事だそうだ。
「主様、挨拶が遅れ申し訳ない。
私は執事のミヤジといいます。」
話を聞くとラトはミヤジの言うことしか聞かないらしい。
しかしミヤジいわく、ラトは気分屋だから何をしでかすか予測できないとのこと。
今もラトと貴族の男性の遣り取りは続いている。
「ええい!この無礼者!
貴族のこのワシにこんな恥をかかせるとは…。
絶対に許さんぞ!」
「へぇ〜…許さない?
もしかして…私に『お仕置き』でもするつもりかな?
いいね。
一体どんなお仕置きをしてくれるのかな?」
ラトが貴族の男性ににじり寄る。
「おい…。
逃げるなよ…。」