舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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ちょうど休憩を終えたハウレスが帰って来た。
フェネスがハウレスの悪い噂を教えていたところだと、冗談を言っていると…。
ガシャン
「こいつ!!!
いきなり何をする!!」
ホールの後方から大きな音と声が聞こえてきた。
声の様子が尋常ではない。
「美しいお嬢様。
お怪我はありませんか?」
「イタタ…。
貴様、自分が何をやったか分かってるのか?」
「こちらの美しい女性が、汚い豚に言い寄られてお困りのようだったので。」
き た な い ぶ た 。
元の世界でもなかなか聞けない激強ワード。
所作や話し方はとても紳士的だが…まさかとは思うけれど。
「あれは、ラト!」
ですよね!
「ワ、ワシはサルディス家の貴族だぞ!
それをわかっての無礼か?」
これはマズいことになりましたねと、ベリアン。
貴族が怒るのも無理はない。
豚と汚いを連呼されては誰だってこうなってしまう。
「貴様…どこまでワシを愚弄すれば…。」
ここでハウレスとフェネスが止めに入ったが、ラトは好戦的だった。
これ以上騒ぎを起こすようならと牽制するハウレスに、本気で戦いたいと思っていたから楽しみだと応えるラト。
「ラト!なんでキミがここに?」
フルーレがラトに気が付いて駆け寄ってきた。
舞踏会に来ては駄目だとラトはたくさん忠告されていたらしい。
私だけ仲間外れは寂しいじゃないかと言うラトに、仲間外れにされるようなことをしてるからだろと、フルーレ。
フルーレは結構はっきりと物を言う。