舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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ハウレスに送って貰い、ようやく屋敷に帰って来られた。
ああいう場所は苦手だし今日はとにかく色々なことが起こり過ぎた。
早く他所行きの衣装を脱ぎたいしベッドで横になりたい。
立食式であまり料理を食べることができなかったから小腹も空いている。
会場の後片付けのためハウレスは一旦グロバナー家本邸に戻るらしい。
他の執事達もまだ会場で後片付けをしているので、屋敷にはアモンとボスキがいるだけだ。
ハウレスから香りに癒し効果があるという薔薇を受け取る。
枕元に置いて寝るといいのだとか…。
もう一本の薔薇はアモンに渡すようムーに託された。
本当に細かい心配りができる人だ。
薔薇を渡す用事ができたしアモンの様子も気になる。
俺とムーは寝る前にアモンのお見舞いに行くことにした。
2階の廊下まで来ると何やらすすり泣くような声が聞こえてくる。
アモンの声だと分かり怪我の傷が痛むのかと思ったが、続いて「ごめんなさい」という謝罪の言葉と鞭で何かを打つような音が聞こえてきた。
部屋を覗いては悪いと思うものの、好奇心が勝ってしまった。
そこには自分の背中を鞭で打つアモンの姿があった。
「オレが無能だから…ダメな子だから…。
ねぇ…これで…許してくれる…?
お母様…。」
よく見ると鞭は棘が生えており考えただけで痛い。
覗き見しているのはバレてしまうが放って置く訳にもいかず、止めに入ろうとしたときボスキに声をかけられた。
「主様…。
こんな時間にすまないが…少し話いいか?」