執事との出会い
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
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ベリアンさんの言葉に、俺は素直に頷く気になれなかった。
「力になるのはいいとして、その…、ベリアンさん達は他の人と俺を間違えているんじゃないですか?」
「どういうことです?」
「俺は、とてもじゃないけど《主様》なんて言ってもらえるような人間じゃないです。
あなた達が求めている《主様》は他の人のことだと思います。」
執事達はみんな困ったような悲しそうな顔をして俺の話を聞いていた。
「困りましたね。
私達は、主様が《主様》であると確信しています。」
「逆にどうしてそこまで確信が持てるんですか?
さっき初めて会ったばかりなのに。」
混乱して気持ちが昂っているのか、いつもより饒舌になってしまった。
みんなを困らせるつもりはないのに。
「分かるから、としか言いようがないのですが…、そうだ。
主様、やはり私達に力を貸してください。
私達と一緒に来ていただければ、きっと自分が主人であるという実感が湧いてくるはずです。」
さっきまでとは打って変わり、明るい調子で提案するベリアンさん。
「いいけど、何をするつもりですか?」
「ふふ…。天使狩りでございます。」
笑顔で恐いことを言っている。
天使を狩るなんて、どういうつもりなんだ…?