舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
会場内の人が増えてきたころ、グロバナー家の当主が姿を現した。
社交の場らしい挨拶の後、他の貴族達の入場が始まった。
最初は東の大地を治めるサルディス家、当主は策略家であり冷酷な方だと言う。
西の大地を治めるウォールデン家は自然を愛し森で生活し、森の精霊の力を使うことができるらしい。
最後は南の大地を治めるポートレア家。
独自の宗教を崇拝し、仕事や恋人を決めるときも神様に従っているのだとか。
それぞれの貴族の補足はいつの間にか側にいたベリアンがしてくれたのだが、ハウレスとフェネスの姿が見当たらなくなっていた。
グロバナー家当主からメインである演説が述べられるが、要約すると「グロバナー家の悪魔執事が天使を倒してあげるからよろしくね」なのだ。
「それではみなさん…。
こちらが天使達を討伐しております、執事たちでございます。」
次の瞬間突如ホールの灯りが全て消え、真っ暗になった。
中央の舞台で何やら唐突に歌とダンスが始まった。
よく見るとそれはさっきまで一緒にいたハウレスとフェネス、そしてナックだった。
美しい衣装を見に纏い、負けないくらい綺麗なダンスと歌声を披露している。
こんなこともするのかと唖然としていると、ベリアンに話しかけられた。
「見世物になるなら、いっそ派手にと思いましてね。」
すごく逞しい!
それにダンスも歌も本当に見事だから文句のつけようがない。