舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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舞踏会の会場はグロバナー家の本邸だけあってとても立派だった。
フルーレもこういう知らない人がたくさん集まる場所は苦手らしい。
俺もなんだよねと雑談していると、ハウレスとフェネスが俺達に気付いて出迎えてくれた。
二人とも今日の俺の衣装を褒めてくれる。
ハウレスはアモンから街での話を聞き、買い出しを頼んだことを後悔しているようだった。
「俺が行きたいって言ったんだから問題ないよ。」
アモンに舞踏会のご馳走をお土産に持って帰ろうと話をしていると、何やら人だかりができている場所があった。
見ると、ロノが舞踏会の料理を美味しそうに食べている。
貴族の人がまだ誰も料理に手をつけていない状態で、これはまずい。
でもこういうパーティーみたいな場所っていつ何をするか分からないことが多いし、空気を読まなければならないので気持ちは分からないこともない。
ハウレスがロノの頭を殴って静止させる。
ロノは不服そうにしていたが、ハウレスとフェネスの二人がかりで嗜められて納得したようだった。
また別の場所が騒がしくなり、今度はつまみ食いじゃないだろうと話をしていたが…。
「この煮込み料理…うまいな…。」
ハウレスは溜め息を吐きながらバスティンの元へ向かう。
ゴチン
いきなり殴られ敵が来たのかと戸惑うバスティン。
結局ロノともども外で頭を冷やせと言われ、会場から出て行くことになってしまった。
そこまでしなくてもと思うが、ハウレスは執事の失態が主人の評価に繋がることを懸念しているらしい。
俺を気遣っての行動なので口を挟まないことにした。