新執事
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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三人の執事を迎えた記念パーティの最中…。
俺とムーは執事たちの輪に入り、会話を楽しんでいた。
ロノが俺を気遣って料理を勧めてくれる。
遠慮せず食べるようにと言われたテディは、少し戸惑っているようだ。
「どうしてロノさんは、俺に敬語をつかうんですか?
俺の方が執事としては後輩の立場なのに…。」
たしかに少し気になってた。
「あぁ〜、それは…。
デビルズパレスがそういうルールだからですよ。」
目上の人かどうかは執事になったときの年齢で判断しており、それがシンプルで楽なのだと言う。
しかしそこまで厳密にルールが決められている訳ではなく、基本的には自分の好きなようにしていいのだそうだ。
テディが畏まっていると緊張しているようで違和感があるというロノの言葉から、テディはロノにタメ口で話すことに決めたようだ。
ユーハンは今まで通り皆に敬語を使うみたいだし、ワインを一本空けたばかりのハナマルも好きにさせてもらうと言う。
パーティもだんだん盛り上がってきて…。
執事たちはそれぞれ話に花を咲かせている。
俺とムーは、ハウレスたちのそばで話を聞いていた。
テディはハウレスが300年以上前にいたグロバナー家の伝説の憲兵だと知って、驚き喜んでいる。
「でも…。
どうしてあのときは知らないってはぐらかしたんですか?」
「俺たちが『不老』であることは…。
あえて口外しないようにしているんだ。」
まぁ確かに…悪魔執事というだけで疎まれているのに、年を取らないと知られたらますます怖がられるだろう。
でもさぁ、やっぱり主になる相手には言っておくべきじゃない?
しつこいようだけど…。
ずっと長いこと生きていたら自分の年齢なんて忘れてしまいそうだとテディが言う。
実際にハウレスは自分の年齢を覚えていないようだし、フェネスとボスキも同じようだ。
年号から計算できるのでは?と思ったけど、正確な年齢を出すことが正しいとも限らないのでやめた。
「ちなみに…。
俺とフェネスはテディたちみたいに同じ日に悪魔執事になったんだ。」
その後すぐにボスキも悪魔執事になり、三人とも同じ28歳で悪魔執事になったから恐らく同い年なのだと言う。
「こうしてはっきりと主様にお伝えしたのは初めてですよね。」
「正直ずっと気になってた。」
「そういえば…。
皆さん、誕生日とかはどうされているんですか?」
テディが問う。
(皆の誕生日、そういえば知らない…。)