舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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買い出しへは屋敷の近くにあるエスポワールという街に行くという。
この辺りでは一番栄えた街のようだ。
「楽しそうですね!僕も一緒に行ってみたいです!
主様も行きましょうよ!」
主様をおつかいに行かせるなんてと、ハウレスは反対しているけれど…。
「俺も行ってみたいな、ハウレス。
この世界のことをもっと知りたいんだ。」
フェネスも行かせてあげたらと言ってくれているが、同行者がアモンだけでは少々不安な様子。
「それなら私が同行しましょう。
ちょうど、街の金融機関に用事があったところです。」
ナック・シュタイン。
3階の部屋所属で、会計担当の執事だ。
ご丁寧にムーにまで挨拶をしてくれた。
ハウレスもナックが一緒ならいいかと納得してくれたみたいだ。
「任せてください。
私の命に替えても、主様をお守りいたします。」
エスポワールへ向かう馬車の中、黄色い薔薇が綺麗に咲いているのを見つけてアモンが興奮気味に教えてくれる。
ナックも綺麗な花だと頷くが、その解釈は少々壮大だった。
なんだかとてもロマンチックだと感想を伝えるムーに、これがナック節なのだと教えるアモン。
ちょっと独特な感性の持ち主なのだとか。
当の本人は自覚がないらしく、変わった人とムーに言われても特に気にしていないようだ。
『みんな違って、みんないい。』
その考え方は俺も素敵だと思う。