家族
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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その日の夜、俺とロノとバスティンは廊下でハウレスを捕まえることに成功した。
俺が突発的に食べたくなりリクエストした激辛鍋を、お腹一杯で食べ切れなくなった為ハウレスに助けを求めたという設定だ。
ミヤジ監修の元に作ったので辛さは保証されている。
とても美味しいとハウレスが喜んでくれたので大成功と言っていいだろう。
途中バスティンがハウレスの為に作ったと言ってしまったが何とか誤魔化した。
後は他の皆が上手くやってくれることを祈るばかりだ。
ルカスが貰い物という体で2階の執事達に差し入れてくれたのは、シングルモルトの高級ウイスキー。
お酒好きだがワイン派のルカスの差し入れならばリアリティーがあるだろう。
折角ルカスが持って来てくれた貴重なウイスキーを、2階の執事達皆で飲もうというときに断れるタイプでもない筈だ。
そして予定通り2階執事室のメンバーでウイスキーを飲み酒に酔ったハウレスは、いつものようにボスキとどちらが強いか張り合っていた。
そこにフルーレとラトが部屋にやって来て、たまたま貰ったというバナナマフィンをお裾分けする手筈だ。
「た、確かハウレスさんの好物ですよね?
いや〜!ほんと偶然ですけどね〜!」
ここでもミヤジがハウレスの為に買って来てくれたとラトが口を滑らるトラブルがあり、フルーレを慌てさせた。
「あと、ロノが生クリームを作りすぎたから消費したいって言ってて貰ったんだ。
マフィンに付けて食べたら美味しいんじゃないかな〜。」
「生クリームは賞味期限内に食べないとお腹を壊すっすからね〜。
有り難くいただきましょ!」
バナナマフィンは街で行列ができるほど大人気のお店の商品だった。
そこまで美味しいなら主様に食べさせたいとハウレスが言い出して焦ったが、主様は寝ている筈だとボスキが言って何とか事なきを得る。
生クリームをたっぷり添えたバナナマフィンは人気に違わず美味しくてウイスキーにもよく合う。
他の3人にとっても至福の時だった。
(全員寝てしまったな…。)
(連日ハードな訓練をしているからな…。
疲れているんだろう。)
ハウレスはアモンのポケットから紙が落ちたことに気付き、拾い上げた。
それが自分達の主の文字で、自分を癒そうと計画する内容だということは、すぐに分かった。