舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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そしてそれはすぐに見つかってしまった。
「あっ!水道に穴が…。
アモン…これはいったいどういうことだ?」
「え、えっと…。
水道のホースを強く引っ張ったら…つい。」
長くなりそうなハウレスの説教が始まった。
「ハウレス…。
そんなに責めたらアモンが可哀想だよ。」
「初めまして、主様。
俺はフェネス・オズワルドと申します。」
彼は2階の部屋所属で入浴補助担当の執事だ。
フェネスがやって来たことで少し場の空気が和んだ。
これで2階の部屋所属の執事がみんな揃ったことになる。
ハウレスは設備管理は自分の仕事だから口を出すなと伝えるが、フェネスも慣れたもの。
美しい薔薇が見れるのはアモンのおかげなのだから大目に見てあげろと言う。
ハウレスに自分の意見を伝えつつ、場を収めるのが上手いと思った。
「今回は大目に見てやるとして…。
その代わりに…。
アモンには舞踏会の買い出しに行ってもらおうか。」
「そう言えば、今日は舞踏会の日でしたね。」
俺とムーは事前にベリアンから、今日が舞踏会の日であると聞いていた。
確か中央、東、西、南のそれぞれの大地を統治する4つの貴族が集まるって言ってたな。
正直言って、主人になったばかりで社交の場に参加するのはかなり不安だ。
…緊張する。
「舞踏会では美味しい料理もたくさん出るんだよ。」
貴族が集まり美味しい料理も出るとフェネスに聞いて、ムーは舞踏会に興味深々だった。
アモンは買い出しと舞踏会の会場設営を天秤にかけて、買い出しの方を選んだらしい。