家族
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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そしてその日の夕方、ハウレス以外の執事達に食堂に集まってもらった。
ルカスとミヤジ、ナックは仕事のため不在だった。
「えーっと!
みんな練習お疲れさまです!
今から秘密の会議を始めます!」
ロノが皆の前に立って進行をする。
「最近ハウレスの様子がおかしいのは全員わかってますよね?
そこで!
真面目なハウレスは何を言っても気を抜くことはないので…!
サプライズで気分転換をしてもらうことにしました!」
俺は要点をまとめたメモを執事たちに配った。
普段は口に出さないけれど、皆ハウレスに感謝していると言う。
ハウレスはよく執事達の仕事を手伝ったり、訓練のときも的確なアドバイスをしてくれる。
言いにくいことも相手を思ってちゃんと言ってくれる。
個性豊かな執事達をリーダーとしてまとめてくれている。
「みなさんの意見を聞いていると…。
つくづくハウレスくんはいいリーダーだと感じます。」
「本当だね。」
ハウレスは辛い鍋が好きだとロノが言うと、バナナマフィンやウイスキーが好きだという情報も上がってきて、好きな食べ物で元気付けようということになった。
「あと、ハウレスは意外と犬が好きなんです。
以前道で犬を見つけたときに、柔らかい表情で撫でていました。」
それはいいことを聞いた。
バスティンもムーを撫でて癒されていたし、動物が好きな者にとってその癒し効果は絶大だ。
流石フェネス。ハウレスのことをよく知っている。
「よし、それもやろう!」
「えっ?僕というモフモフがありながら、犬の方がいいんですか?!」
「ムーが悪い訳じゃないけど…、犬派か猫派かは結構大きな問題だから。」
「犬なら心当たりがあるんで、飼い主に声掛けてみますよ!」
ロノは買い出しで街に出掛けたときに、可愛い犬の飼い主と顔見知りになっていたのだそうだ。
話をすれば協力してくれるだろうと自信あり気だ。
「みんな、さり気なくだからね。」
俺達はそれぞれの役回りを確認し、ハウレスへのサプライズを明日決行することにしたのだった。