家族
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「知能天使を捕獲する為のチームも組んだ方がいいかもしれません。
誰かがおとりになるのは危険ですから…今回は捕獲に特化した練習を行いましょう。」
「更に知能天使が飛んで行ってしまわないように、行動に制限をかける必要があるね。
考えたんだけど、弓矢を放って知能天使を地面スレスレに留めるのはどうかな?
ナックくんなら色々な武器を使ったことがあるから弓矢の扱いも上手だよ。」
大体の方針は決まった。
そしてその日の夜、俺達は例によって玄関に集まったのだった。
「では…。
次の遠征はここにいる執事の方で行きましょう。」
ベリアンの言葉に、ザワザワとその場が騒がしくなる。
広い筈の屋敷の玄関がいつもよりも狭く感じた。
「これって…全員っすよね?」
アモンが口を開いた。
捕獲の為に何か罠を仕掛けるとして、知能天使の誘導にも数名は必要だ。
思ったよりも人員が要るので、ここは思い切って執事達全員で遠征に行くことにしたのだ。
屋敷を留守にしてしまうが、ヴェリスのお祭りのときのように一時的な警備をグロバナー家にお願いできるらしい。
「色々と考えましたが…。
今回の任務はとても大事な任務です。
こういう大事な任務は…。
みんなで臨みましょう。」
ベリアンに代わってルカスが作戦を説明する。
弓矢班には弓矢の扱いを知っているナック、器用で物事の覚えがいいアモンとフルーレ。
捕獲班はハウレスをリーダーに、動きが素早く身体能力が高いボスキ、ラト、ラムリ。
執事達の中でも力が強いフェネスとロノ。
護衛班には安定した強さを持つベリアン、ルカス、ミヤジ、そしてバスティン。
護衛班の人数が予定より少ないが、前線とは離れた場所にいることで被害を最小限に防ぐことにした。
「遠征までは3週間ある。
3週間の間に連携の確認をしよう。」
こうして各班に分かれての訓練が始まったのだった。