舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おい、アモン。
叫び声が聞こえたが何かあったのか?」
アモンの叫び声を聞いて、ハウレスがやって来た。
「これはこれは…。
主様もいらっしゃったんですね。」
ハウレスはベリアンと同じく「ザ・執事」という感じがして、勝手に二大巨頭だと思っている。
2階の部屋所属でボスキと同じ設備管理担当の執事だ。
「チッ…。
面倒くせぇやつが来たぜ。」
天使狩りのときにも思ったのだか、ボスキとハウレスはあまり仲がよろしくないようだ。
ボスキは何故かハウレスに反抗的な態度をとっているし、ハウレスはボスキのことになると冷静さを失って感情的になりやすい。
でも恐らくお互いに嫌いではないのだろう。
二人はいがみ合っていても天使狩りでいい連携プレーを見せていたし、もしそうならば会話自体しない筈である。
「ん…?
というか、なぜボスキがこんなところに…。」
ハウレスはボスキに屋根の修理を頼んでいたらしい。
「いやいや違うんすよ!ハウレスさん!
ボスキさんはオレの庭仕事を手伝ってくれてたんす!」
あきらかにボスキを庇ったアモンの発言。
ハウレスも疑いの目を向ける。
しまいにはボスキ本人が、アモンの嘘が下手なことを指摘する始末。
ハウレスがアモンを注視したことで今度はずぶ濡れであることを指摘され、焦り始めた。
「いや〜、さっき急な通り雨が降ってきたんすよ。」
アモンだけがずぶ濡れの状態で、その言い訳はさすがに厳しすぎる。
ハウレスはアモンが何かを隠しているときの癖を知っているらしく(流石は若い執事のリーダー的存在)サラッと指摘すると、ずぶ濡れになった原因を探し始めた。