舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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ボスキは二回目の天使狩りでハウレスと一緒に同行したので、会うのは今日が初めてではない。
ボスキといえば、この前挨拶をしたときに…
『主人になった月城 ちとせです。
どうぞよろしくお願いします。』
『月城…変わった名前だな。』
『ボスキっ…、主様に失礼だぞ!』
そうかファーストネームの考え方だな。
『ちとせ 月城です。
よろしくお願いします。』
『ちとせ、か……変わった名前だな。
よろしく頼む、主様。』
結局そうなんかい!!
こんな遣り取りがあったのだ。
そりゃこっちの世界ではあまり馴染みがない名前だろうけど。
ボスキはいい意味で主人の前でも裏表がないらしい。
「ボスキさん…。
ベリアンさんが言ってた主様と喋る猫っすよ。」
「ああ、俺は会ったから知ってる。」
「オレはアモンっていいます。
庭の管理を担当しているっす。」
挨拶の直後、アモンは盛大にくしゃみをした。
全身ずぶ濡れなのだから無理もない。
ボスキに促されて、とりあえず濡れたシャツを着替えることにした。
「すごいタトゥーですね。」
確かにシャツを脱いだアモンの背中には、見事な茨のタトゥーが掘られている。
庭に植えられた花もよく見ると薔薇の割合が多いようだ。
ムーも裏表がないというか、思ったことを口に出しちゃうタイプらしい。