舞踏会
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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庭に出ると執事が一人、全身ずぶ濡れの状態で佇んでいた。
古くなって壊れた水道に対して悪態をついている。
ロノからもらったメモを見ながらムーが解説してくれる。
あの人はアモン・リード。
2階の部屋所属で、庭の管理担当の執事らしい。
庭はけっこう広く、数十種類の綺麗な花で埋め尽くされている。
これをたった一人で手入れしているなんて、頭が下がる思いだ。
するともう一人、執事がやって来た。
彼はボスキ・アリーナス。
2階の部屋所属で設備管理担当の執事だ。
ボスキはアモンに髪を結び直して欲しくて探していたらしい。
少し恐そうに見えるけれど可愛いところもあるんだな。
「向こうの薔薇に水をやろうと思って…。
ホースを思い切り引っ張ったら、水道が壊れちまって…。」
「この水道はお前がよく使うんだから…。
お前が直せばいいだろ。」
えぇ〜と、面倒くさがりな設備管理担当に避難が飛ぶ。
それよりもボスキは早く髪を結び直して欲しいようだ。
会話の様子から親しい間柄なのだと推測される。
髪を結び直すだけでなく義手の付け直しまで…。
何というかアモンが色々と気がついて、ボスキのフォローをしてくれているんだろうな。
「すごい!
腕の取り外しができるなんて、かっこいいです!」
とても前向きな発言だけど、ムーは自分の腕が無くなることを想像しても同じことが言えるのだろうか。