ポケモン SV
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「帰ってきたよー!」
キタカミの地へ旅立ってから2週間後、アオイはお土産をもって帰ってきてくれた。
「わざわざ俺の部屋まで届けに来てくれて嬉しいちゃんだぜ!」
ペパーは10kgほどのダンボールを受け取った。
「結構重いな!」
「これ、キタカミりんご!向こうでも食べたけどすっごく美味しかったの!今度このりんごのサンドイッチ食べさせてね」
どんなりんごなんだろうと思い、キッチンの机に置いてダンボールの蓋をあけた。いっぱいのりんごの山からカジッチュが飛び出してきた。
「わ!」
「おい…!やばくないかこれ!」
「捕まえてみる!」
学内、ましてや寮内でバトルは厳禁だ。ペパーがどうするか迷っていると、アオイはクイックボールを投げた。クイックボールはカジッチュにコツンと当たり、1度だけ揺れるとあっさり捕まってくれた。
ペパーは胸を撫で下ろした。
「危ないちゃんだったな…」
「私はカジッチュ持ってるからペパーにあげるよ!」
アオイは先程のクイックボールをペパーに手渡した。
「え?!お、おう!ありがとな!」
アオイにポケモンをプレゼントされるなんて、他の友人達よりも特別な扱いを受けている気がして嬉しくなった。
この日の何日か後、アオイの姿がまた学園から消えた。アオイと同じクラスの生徒に聞いたらまたしばらく来なくなったと言っていた。
「彼女ならブルーベリー学園へ留学に行きましたよ。」
偶然移動中だった校長に話を聞くとそう言っていた。前に見た夢がフラッシュバックして胸の奥がぎゅっと苦しくなった。
「ただの留学と聞いていましたが、向こうの学園でもチャンピオンを目指すとか…。キタカミでも鬼の伝承の真実を突き止めたと聞きました。」
「やりたい放題ちゃんだな…。ってか、向こうの学園でチャンピオンになったらこっちに戻って来れなくなるんじゃ…」
「それはないと思います。オモダカさんがとても怒ると思いますし…。」
ペパーはうーんと首を捻っていたが決心したように頬を叩き気合を入れた。
「教えてくれてありがとうございます!では俺はこれで失礼します!」
ペパーはそれだけ言うと踵を返して勇み足で歩き出した。
「……青春ですねぇ」
キタカミの地へ旅立ってから2週間後、アオイはお土産をもって帰ってきてくれた。
「わざわざ俺の部屋まで届けに来てくれて嬉しいちゃんだぜ!」
ペパーは10kgほどのダンボールを受け取った。
「結構重いな!」
「これ、キタカミりんご!向こうでも食べたけどすっごく美味しかったの!今度このりんごのサンドイッチ食べさせてね」
どんなりんごなんだろうと思い、キッチンの机に置いてダンボールの蓋をあけた。いっぱいのりんごの山からカジッチュが飛び出してきた。
「わ!」
「おい…!やばくないかこれ!」
「捕まえてみる!」
学内、ましてや寮内でバトルは厳禁だ。ペパーがどうするか迷っていると、アオイはクイックボールを投げた。クイックボールはカジッチュにコツンと当たり、1度だけ揺れるとあっさり捕まってくれた。
ペパーは胸を撫で下ろした。
「危ないちゃんだったな…」
「私はカジッチュ持ってるからペパーにあげるよ!」
アオイは先程のクイックボールをペパーに手渡した。
「え?!お、おう!ありがとな!」
アオイにポケモンをプレゼントされるなんて、他の友人達よりも特別な扱いを受けている気がして嬉しくなった。
この日の何日か後、アオイの姿がまた学園から消えた。アオイと同じクラスの生徒に聞いたらまたしばらく来なくなったと言っていた。
「彼女ならブルーベリー学園へ留学に行きましたよ。」
偶然移動中だった校長に話を聞くとそう言っていた。前に見た夢がフラッシュバックして胸の奥がぎゅっと苦しくなった。
「ただの留学と聞いていましたが、向こうの学園でもチャンピオンを目指すとか…。キタカミでも鬼の伝承の真実を突き止めたと聞きました。」
「やりたい放題ちゃんだな…。ってか、向こうの学園でチャンピオンになったらこっちに戻って来れなくなるんじゃ…」
「それはないと思います。オモダカさんがとても怒ると思いますし…。」
ペパーはうーんと首を捻っていたが決心したように頬を叩き気合を入れた。
「教えてくれてありがとうございます!では俺はこれで失礼します!」
ペパーはそれだけ言うと踵を返して勇み足で歩き出した。
「……青春ですねぇ」