出会編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
第二の出会い
この出会いは、のちに世界を動かす事になる顔触れが揃った瞬間
この時の私たちがそれを知る術もない
ナルト「俺ってば!俺ってば!うずまきナルト!いずれ火影になる男だってばよ!これからよろしく‼︎」
(女の子がきたってばよ、いいとこ見せねーと)
サクラ「私はハルノサクラ!よろしくね!…あなたの瞳とても綺麗ね‼︎」
(私ほどじゃないわね、けど女の子はこの班に2人もいらないのよー!しゃんなろー‼︎)
サスケ「うちはサスケ」
(……………この女)
彼にに紹介されたのは3人の男女。
人懐っこそうな元気な男の子、可愛いいけど少し怖そうな女の子、無愛想でわたしを睨む男の子、それが彼らの第一印象。初めて歳の近い子と関わったため、どう接していいのか分からない。
『…… 名前です』
カカシ「ってなわけで、さっき説明した通り第七班に 名前を加えた5人で行動する事になった。だが彼女は…なんて言うか忍体験?みたいなもので俺と行動を共にするから任務中お前らと行動する事はほとんどない。まっ、俺が大丈夫と判断した任務には 名前を参加させるからその時は忍の先輩としてお前達がしっかりフォローしてくれ」
先輩、と言う言葉に目を輝かせる2人。チッと舌打ちする者1人。こんな適当な説明でいいのだろうか。
今日の任務は脱走猫の捕獲。
そんな任務はやらないと文句を言いながらも現地へ到着し、作戦会議をしたあと3人は姿を消した。どうやら、私と会う前にとても危険な任務をしたとナルトが自慢げに話していた。だからもっと刺激のある任務をこなしたいみたいで、最近の任務は味気ないらしい。
彼らの現場はトランシーバーから聞こえてくる。私とカカシは木の上で彼らの様子を伺っていた。
『カカシさんは行かないの?』
カカシ「…俺が行ったら意味ないからねー、あいつらの修行でもあるし。だから俺はここから見て思うことがあればアドバイスするだけ……そんな事より、〝さん〟はちょっとしっくりこないなー」
『…何故ですか、目上の人には敬意を払えと』
カカシ「まーそうなんだけどね。けど距離間感じるじゃない?だからもう少し他の呼び方をさ」
『…カカシ』
カカシ「…だいぶ距離詰めたね」
パチパチと目を瞬かせた。そんなことを言うなら自分で提案して欲しい。あと他になんて呼び方があるか考えていると、さっきナルト達が口にしていた言葉を思い出す。
『カカシ先生?』
カカシ「そーそー、そんな感じ。よろしくね」
彼はとても満足そうに笑った。
確かに距離が少し縮まった気がする。名前の呼び方を変えるだけでこんなにも変わるとは思わなかった。彼らの事も何か別の名前で読んだら喜んでくれるだろうか。
…もしかしたら、なかなか馴染めない姿を見て彼は呼び方について指摘したのかもしれない。
いづれか、私は家に帰る。だから、あまり深追いはしないつもりだったのに、この喜びをもう一度味わいたい気持ちから、彼らとの距離を縮めたい、そう思うようになった。
『…カカシ先生、全部捕まえちゃおう』
カカシ「えっ」