出会編
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〝お前に任せたぞ〟
カカシ「……生きてた…のか」
何かにささやかれた気がして目を開けるとあたりは暗くなっていた。寒さを感じ雨が降っているのだと気づく。
ゆっくりと立ち上がり、あたりを見渡すと戦った痕跡に5人の遺体が転がっていた。一体誰が______
カカシ「名前‼︎」
自力で歩いたのか彼女は木にもたれかかり意識を失っていた。生きている事を確認し状態をみると、彼女は苦無に塗りつけられていた毒に侵されていた。
なぜ助かったのか、なぜ動けるのか、気になることは山ほどあったが、彼女の容態の方が最優先だ。
カカシ「頼むから、恩を返す前に死ぬんじゃないぞ」
火影「カカシよ、まずはお前が無事帰還した事を喜ぼう。お前さんが心配しておる、連れ帰った少女も一命を取り留め今はぐっすりと寝ておる。安心せい」
その言葉を聞いて安堵する。なんとか間に合ったようだ。
ヒルゼン「お前さんも1週間ほどゆっくりするといい、報告はそれからでじゃ」
カカシ「……いえ、明日から任務へ戻ります。報告も今からで問題ないです。そもそも俺が戻れなかったのはチャクラ切れが理由だったんで…。おかしな事に気を失って、目が覚めた時には何故か回復してて」
ヒルゼン「ほう、それはまた不思議な出来事じゃな。目覚めた時に敵は倒されていて、自信のチャクラは回復していた…お前さんを助けた人物は何故そんな事をしたのか……雨が止みしだい暗部を送らせようかの」
俺も行かせて欲しいと言うと、火影様は「無茶はするなよ」と了承してくれた。
何か痕跡が残っているかもしれない。そしてここへ来てはっきり思い出した、聞き間違いなんかじゃない…声の正体を突き止めたかった。
_______しかし、あまり収穫は得られなかった。倒れていた敵は昔、忍だった者達で今は名のない山賊。1番重要な俺を助けた者の痕跡は見つけることができなかった。
木の葉へ戻った頃には名前は目覚めていた。火影様との話し合いから敵ではないと判断されたが、1人であの場所へ帰すのは危険とのことから、安全が確認されるまで木の葉で過ごすこととなった。
たまたま空いていた俺の隣の部屋を与えられた。遠回しに身の回りの世話と監視をしろという事だろう。
そうしなくても監視はする予定でいたから好都合だとは思った。________あの時、敵の攻撃にいち早く気付いたのは俺ではなく名前だったから。
そして不自然なほど何もない第三者の痕跡。ありえないと思うが一つの可能性として注意しておくにこしたことはない。
気になる事はもう一つ
〝お前に任せたぞ〟
俺は一体、誰に何を任されたんだ_________。