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過去の妄言

ちあつのイアぐだ♀はどちらかが12枚の便箋いっぱいに相手の愛の言葉を書き綴らないと出られない部屋に閉じ込められました。頑張って脱出してください。
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イアソンは「ハァ意味がわからん」とか言って書く気は全くなくて、だからぐだがじゃあ私が書かないとって用意された便箋に文字を書き出し始める。イアソンはそんなもん真に受けずともなんとかならんのかとかぶつくさ言いながら部屋をうろちょろ見てまわるんだけど開く様子どころかドアさえ見当たらない。そんなイアソンを余所にぐだは地道にイアソンへの愛を書いていくんだけど、いざ書いてみると12枚分は相当長いなと気付く。イアソンの良いところも悪いところも全部ひっくるめて考えれば便箋12枚分なんて簡単だ!と思ってたけど意外と出ないことにもしかして愛が足りないのでは……と思って落ち込みかける。(しょんぼりするアホ毛)そんな時ふとうろちょろするイアソン見たら横顔が綺麗だとか、佇まいが美しかったりだとか当たり前に思ってた小さい好きを思い出して「そうか、こういうの一つ一つ書いていこう」とまた地道に書き始める。一方イアソンは便箋と机と筆記用具以外本当に何も無さすぎる部屋を見回るのに飽きて(というより何もないから見るものもない)ぐだを見てみると便箋に文字をちまちま書いている。どれどれと見ようとしたらそれに気付いて「見ちゃダメ!」って言うぐだ。見るものそれしかないのにケチ臭いな!とか言ってみるけどぐだはそんなイアソンを無視してまた便箋に向かう。じゃあマスターでも見てやろう(あわよくばまた見られていることに気づいたぐだが怒ることを想定した上でそれも面白いと思いながら)と見つめ始めるんだけどイアソンの予想に反してぐだがイアソンに気付く様子はない。便箋はゆっくりだけど着実に埋められて一枚、また一枚と書き上がっていく。そんな様子を見ながらよくこんなにオレのこと好きでいられるもんだよな、と思いながらも悪い気はせずなんだかちょっとむず痒くなる。
もう数時間は経ったかもしれない頃にはイアソンはぐだを見つめるのも飽きてぐだの背中に寄りかかったり膝枕で寝てみたりたまにおっぱいさわって殴られたりするんだけどやってみてはすぐ飽きる。でもぐだのそばでちょっかいをかけ続ける。そんな様子をたまに見てはぐだもふふっと笑いながら便箋をまた埋めていく。
結局部屋を出られることになる頃には相当な時間が経っていてふたりでへろへろになりながら食堂に向かう。食堂にいた人物にこんなことがあってと話したら大きな文字で1枚に1文字、12文字におさまる愛をしたためれば良かったのでは?といわれて「あー!!!」と叫ぶイアぐだ。もっと早く気付いていれば…と悔やむけど実は二人ともそんなに悪い時間だったとは思っていない。金輪際あの部屋には入りたくないけど少し楽しかったと思ってる二人。

実はぐだも気付いて無いけど、ぐだは11枚しか書いてない。ぐだが便箋に集中してる間にひっそり1枚イアソンが小さな文字で便箋を埋めたのを知ってるのは、あの部屋だけ。
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