銀時's BIRTHDAY 2018
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「ん〜〜美味かった!楓の飯はいつ食っても美味ェなァ…銀さん幸せモンだわ…」
「ありがとう。そう言ってくれると作りがいがあるよ」
銀時はいつも美味しそうにご飯を食べてくれる。その顔を見るのもわたしの楽しみだったりする。
「…でさあ…楓ちゃん…今年は何くれるの?」
「(ぎくっ)」
毎回プレゼントを渡すような記念日はこんなこと言ってこないのに、何で今回に限って銀時の方から要求してくるの…!
「え、まさか用意してなかったりすんの…?そうなの…?」
「そ、そんなことあるわけないじゃん…!ちゃんと用意したよ…!でもさ、今片付けてるからちょっと待ってよ」
わたしはぎこちない笑顔で銀時の方を見るが、銀時は何かを悟ったような顔でこちらを見ている。
「へェ〜…そう…楓ちゃんてば…三年も付き合ってる彼氏のことなんてどーでもいいのね…」
め、面倒くせェ〜〜〜〜〜〜〜
何で今日に限ってこんなに面倒なの!?いつもならちゃんと待ってくれるじゃん!
どうしよう…銀時ってば完全に悟った顔しちゃってる…まさか本当にわたしがプレゼントを用意してないと思ってる…?(用意はしていない)
「あ〜あ〜…楓の薄情者〜…銀さん期待してたのになァ〜…」
「わ、わかった!わかったってば!」
わたしはシンクの水を止め、食器洗いを中断して、銀時の方へ向かった。
プレゼントと名のつく物理的なものがないのは事実。ならばもう腹を括るしかない。
「おっ、なになに用意してたの?銀さん期待していい?」
「………」
わたしは無言のまま、ソファに座る嬉々とした表情の銀時の隣に腰掛けた。
「…あのね、銀時…プレゼントは…ないの」
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