ちいさな幸せ
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なんでもない朝のこと。
ちいさな幸せ
重たい瞼を開けると、目の前には愛おしい人の無防備な寝顔があった。
こうして一緒の布団に入っている時は必ず腕枕をしてくれる。
気持ちよさそうに寝ている彼と、いつの間にか距離があったのでそっと寄り添った。
すると彼はもぞもぞと動き出して、ついに意識を取り戻してしまったようだ。
「ん…楓…?」
「あ、銀さんごめんね、起こしちゃった?」
しかし彼は瞼を閉じたまま、寄り添ったわたしを空いた左腕でさらにぎゅっと抱きしめた。
「まだ寝るの?」
彼は少し間を置いて
「もう少しだけ寝かして」
寝ぼけた声でそういう彼に、少しキツめに抱きしめられたわたしは身動きが取れそうもない。
「おやすみ、銀さん」
わたしは愛おしい彼の温もりを感じながら、再び微睡むことにした。
仕事、遅刻しませんように。
(END)
ちいさな幸せ
重たい瞼を開けると、目の前には愛おしい人の無防備な寝顔があった。
こうして一緒の布団に入っている時は必ず腕枕をしてくれる。
気持ちよさそうに寝ている彼と、いつの間にか距離があったのでそっと寄り添った。
すると彼はもぞもぞと動き出して、ついに意識を取り戻してしまったようだ。
「ん…楓…?」
「あ、銀さんごめんね、起こしちゃった?」
しかし彼は瞼を閉じたまま、寄り添ったわたしを空いた左腕でさらにぎゅっと抱きしめた。
「まだ寝るの?」
彼は少し間を置いて
「もう少しだけ寝かして」
寝ぼけた声でそういう彼に、少しキツめに抱きしめられたわたしは身動きが取れそうもない。
「おやすみ、銀さん」
わたしは愛おしい彼の温もりを感じながら、再び微睡むことにした。
仕事、遅刻しませんように。
(END)
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