落ちた破片は
「…なんだ、これは」
白詰草の花冠、周りに添えられた薔薇、手に持った赤い彼岸花。
それを見て思わず自分は声を漏らした。
「そもそも、なぜ既に死んでいるんだ。この小瓶はまだ将軍には渡していなかったはずだぞ」
こいつが言う事ももっともだ。
「…運ぶか」
「どうやって?」
「そこにちょうど良い布があるだろう」
見れば、将軍には紫色の布がかけられていた。どうしてそんな高貴な色の布が罪人であるはずの将軍のところに置かれているのかも大概謎だが、そんな事を気にしていては仕事が一向に進まない。
「とっとと片付けて、既に死んでいたと報告しに行こうぜ」
「まぁ、そうだが…」
地面を見ると、小瓶が割れていた。かなり強力な毒と聞いていたが、それを全部飲み干してから小瓶を割る余裕などあったのだろうか。
その割に表情は穏やかで、やっぱり自分には将軍のことはわからないな、と思った。
白詰草の花冠、周りに添えられた薔薇、手に持った赤い彼岸花。
それを見て思わず自分は声を漏らした。
「そもそも、なぜ既に死んでいるんだ。この小瓶はまだ将軍には渡していなかったはずだぞ」
こいつが言う事ももっともだ。
「…運ぶか」
「どうやって?」
「そこにちょうど良い布があるだろう」
見れば、将軍には紫色の布がかけられていた。どうしてそんな高貴な色の布が罪人であるはずの将軍のところに置かれているのかも大概謎だが、そんな事を気にしていては仕事が一向に進まない。
「とっとと片付けて、既に死んでいたと報告しに行こうぜ」
「まぁ、そうだが…」
地面を見ると、小瓶が割れていた。かなり強力な毒と聞いていたが、それを全部飲み干してから小瓶を割る余裕などあったのだろうか。
その割に表情は穏やかで、やっぱり自分には将軍のことはわからないな、と思った。