箏の話
「お帰りなさい、あなた。ちょうど新しい曲の練習をしていたの」
私は箏を手にしたまま、帰って来た蒙恬くんを出迎えた。
「小夜ちゃんって音楽好きだよね」
「うん、心が癒されるの」
「ねぇ、その練習してた曲聞かせてよ」
「わかったわ。大分弾けるようになったのよ」
私は曲を弾き始めた。
ある朝のこと。
「この箱、どうしたの?」
「実は小夜ちゃんに、また受け取って欲しいものがあるんだ」
蒙恬くんは箱から中身を取り出した。それは木で作られた楽器だった。
「もしかして…」
「うん、箏を改良してみたんだ」
これまでの竹製から木製になっただけでなく、弦の数も5弦から12弦にまで増えている。
「また私のために…?ありがとう…」
「感動で泣いちゃった?無理もないか、すごく頑張って作ったんだもん。だからさ、これでまた曲を聞かせてね」
「うん、私…たくさん練習するわ。それこそ、蒙恬くんが感動で泣いてしまうくららいの演奏ができるように…」
その日から私は、毎日箏の練習をするようになった。
この場所に帰って来た蒙恬くんに、彩りと癒しを添える音楽を奏でられるように。
私は箏を手にしたまま、帰って来た蒙恬くんを出迎えた。
「小夜ちゃんって音楽好きだよね」
「うん、心が癒されるの」
「ねぇ、その練習してた曲聞かせてよ」
「わかったわ。大分弾けるようになったのよ」
私は曲を弾き始めた。
ある朝のこと。
「この箱、どうしたの?」
「実は小夜ちゃんに、また受け取って欲しいものがあるんだ」
蒙恬くんは箱から中身を取り出した。それは木で作られた楽器だった。
「もしかして…」
「うん、箏を改良してみたんだ」
これまでの竹製から木製になっただけでなく、弦の数も5弦から12弦にまで増えている。
「また私のために…?ありがとう…」
「感動で泣いちゃった?無理もないか、すごく頑張って作ったんだもん。だからさ、これでまた曲を聞かせてね」
「うん、私…たくさん練習するわ。それこそ、蒙恬くんが感動で泣いてしまうくららいの演奏ができるように…」
その日から私は、毎日箏の練習をするようになった。
この場所に帰って来た蒙恬くんに、彩りと癒しを添える音楽を奏でられるように。
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