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恋はきらめき、繋がるは 恋慕

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「…飛影……」
今は甘い息を、蔵馬に与えたかった。
蔵馬は甘えるように、飛影を呼んでいた。

ただ蔵馬の指が、飛影を求めていた。
唇を重ねるだけで蔵馬の下半身が疼いていた。

ねだるように舌を絡めたのは蔵馬からで。

だから、激しくなっていった。

仕方がないと思う。
飛影の本能に火をつけたのは蔵馬のほうだった。


だから、今更嫌だと言われてもやめる理由がない。

蔵馬は触れて、と言ったのだから。
首筋に吸い付くと、腫れ上がるようについたあとを、
蔵馬は愛しげに撫でた。

跡はつけないでねと、いつもなら言うはずだったけれど。


「もっと…刻んで」
だから、口づけを散らした。

ひとつ赤く刻めば、その白さとの境界を消したくて、
なんとも吸い上げていった。


胸の突起をつまむだけで腰が浮かんできた。

仰向けの身体が、普段よりもずっと飛影を求めているのは
明白だった。


「ああ、飛影っ…」
微笑みながら、ぐいと押し込まれた飛影のからだに
刻まれながら、蔵馬は飛影を見た。


「壊して…いいから」

飛影の息が、荒くなった。


「あ、ああ!」
飛影のからだの奥が、蔵馬を導いていく。

重なった身体の奥に、積み重なる吐息と腰の重なる感覚。

蔵馬の腰を二つ折りにして、ずいと飛影はもっと奥へと…
貫いた。


「こ…壊れて消えたら……」

汗が飛び散っていった。


「黒龍に…して……」
瞳を覆うように、片手で自分の顔を覆う蔵馬が、
飛影へと腰をすり寄せた。


「あなたのそばで…たたかいたい」


「っ……!」

膨らみが増し、思わず飛影はもう一度蔵馬が中で鼓動が
爆発しそうになっていた。


ずぶずぶと、興奮のままに蔵馬の奥をかき回していた。


「はっ…あぁっ」

流される。このままでは飛影に流されて終わってしまう。

「おまえがっ……」

蔵馬の息が速くなっていた。
酔いしれて飛影を見た。
「お前がそれなら、俺は花になる」
ずっと、蔵馬の身を守る存在でありたい。

情熱は、恋の証しだ。




fin
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