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幽助。
ちらっとそっちを見ると、小さく微笑んでいた。
…ありがとう。


「おつかれさん」
久しぶりに会った幽助はまぶしかった。
少年から大人になる手前の、時々はっとする大人の顔を
見た気がした。

でも、変わってない。
その優しさも。
「うん。でも、びっくりしたよ」
「だろう?」


自由にならないといけないと思ったからさ。

「…え?」
「なんでもねえよ」
くしゃ、と蔵馬の頭をなでると…

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