【14章】誘拐
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マンダレイの通信で敵が現れたことと、爆豪くんが標的であることが伝えられた。
「爆豪くん!私の背中に乗って!施設まで飛んでいこう」
「アホか!敵にみすみす居場所バラしてどうすんだ」
問題児、かっちゃんは全く言うことを聞いてくれない。
ぎゃいぎゃい言い合いしながら進んでいると、その気配は突然現れた。
「爆豪くん!上!」
「!!」
そいつは歯を刃物のように伸ばし、頭上から攻撃してくる。
「爆豪くんは下がってて」
「あんな奴俺がブッ破したるわ!」
「山火事起こす気!?」
「そんなヘマしねぇ」
「足手まといになるから下がっててよ!」
思わずイラついて言ってしまった。
しかし、地形と相性の不利は爆豪くん自身思うところがあったようで、私が本体目がけて飛躍してもその場に留まっていた。
「きひひひ」
私が交戦している最中、遠くから地鳴りのような音が聞こえた。
「何・・・?」
空中で目を凝らすと、ダークシャドウがこちらに物凄い勢いで向かってきている。
その前には何やら見覚えのある面子が。
「爆豪くん!よく分かんないけど、ダークシャドウが暴走しながらこっちきてる!!」
勘のいい爆豪くんのことだ。
この一言で何を求められているか理解したらしい。
後方に向かって爆破の準備をしている。
私は私で目の前の敵に集中した。
「1日目は迷惑かけちゃったからね。挽回しなくちゃ」
いくら歯を伸ばせようが、私は飛べる。
懐に入り込んで接近戦に持ち込めば、楽勝だ。
爆豪くんがダークシャドウに光を浴びせるのと、私が敵を叩くのは同時だった。
「チョロい、チョロい」
伸びた敵の首ねっこを掴んで地面に叩きつけた。
「みんな!」
「名字!大丈夫か?」
「うん。緑谷くんと障子くんが怪我してるんだね」
「俺は複製腕だから大丈夫だ」
轟くん、緑谷くん、障子くん、常闇くんと合流した。
轟くんが私の安否を心配してくれたが、どう見ても緑谷君が一番重症だ。
未だマンダレイが広場で交戦しているという緑谷くんの情報から、このまま直線距離で施設を目指すことにした。
「みんなでかっちゃんを守ろう」
"守られる"ことに慣れていない爆豪くんは納得していない表情で一番後ろを歩いた。
それに気付いた私はスススと最後尾に移動した。
「ねぇねぇ」
「あ?」
先行く皆に聞こえないように爆豪くんに耳打ちした。
「手繋いでいい?」
「は!?」
「ほら、さっきまで繋いでたし。やっぱり怖いし」
「敵なぎ倒したくせによく言うぜ。・・・・・・ほら」
「ありがと」
本当は、爆豪くんが一人でどこかへ行ってしまわないようにするためだったが、そんなこと言えば絶対に繋いでもらえない。
頭のいい彼なら私の思惑に気付いているかもしれない。
だが、素直に出してくれたその手を私は握った。
絶対、この手は離さない。
「爆豪くん!私の背中に乗って!施設まで飛んでいこう」
「アホか!敵にみすみす居場所バラしてどうすんだ」
問題児、かっちゃんは全く言うことを聞いてくれない。
ぎゃいぎゃい言い合いしながら進んでいると、その気配は突然現れた。
「爆豪くん!上!」
「!!」
そいつは歯を刃物のように伸ばし、頭上から攻撃してくる。
「爆豪くんは下がってて」
「あんな奴俺がブッ破したるわ!」
「山火事起こす気!?」
「そんなヘマしねぇ」
「足手まといになるから下がっててよ!」
思わずイラついて言ってしまった。
しかし、地形と相性の不利は爆豪くん自身思うところがあったようで、私が本体目がけて飛躍してもその場に留まっていた。
「きひひひ」
私が交戦している最中、遠くから地鳴りのような音が聞こえた。
「何・・・?」
空中で目を凝らすと、ダークシャドウがこちらに物凄い勢いで向かってきている。
その前には何やら見覚えのある面子が。
「爆豪くん!よく分かんないけど、ダークシャドウが暴走しながらこっちきてる!!」
勘のいい爆豪くんのことだ。
この一言で何を求められているか理解したらしい。
後方に向かって爆破の準備をしている。
私は私で目の前の敵に集中した。
「1日目は迷惑かけちゃったからね。挽回しなくちゃ」
いくら歯を伸ばせようが、私は飛べる。
懐に入り込んで接近戦に持ち込めば、楽勝だ。
爆豪くんがダークシャドウに光を浴びせるのと、私が敵を叩くのは同時だった。
「チョロい、チョロい」
伸びた敵の首ねっこを掴んで地面に叩きつけた。
「みんな!」
「名字!大丈夫か?」
「うん。緑谷くんと障子くんが怪我してるんだね」
「俺は複製腕だから大丈夫だ」
轟くん、緑谷くん、障子くん、常闇くんと合流した。
轟くんが私の安否を心配してくれたが、どう見ても緑谷君が一番重症だ。
未だマンダレイが広場で交戦しているという緑谷くんの情報から、このまま直線距離で施設を目指すことにした。
「みんなでかっちゃんを守ろう」
"守られる"ことに慣れていない爆豪くんは納得していない表情で一番後ろを歩いた。
それに気付いた私はスススと最後尾に移動した。
「ねぇねぇ」
「あ?」
先行く皆に聞こえないように爆豪くんに耳打ちした。
「手繋いでいい?」
「は!?」
「ほら、さっきまで繋いでたし。やっぱり怖いし」
「敵なぎ倒したくせによく言うぜ。・・・・・・ほら」
「ありがと」
本当は、爆豪くんが一人でどこかへ行ってしまわないようにするためだったが、そんなこと言えば絶対に繋いでもらえない。
頭のいい彼なら私の思惑に気付いているかもしれない。
だが、素直に出してくれたその手を私は握った。
絶対、この手は離さない。
