【13章】デート
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相澤さんに最近起こった出来事、主に轟くんと爆豪くんの勉強会のことを話したりしていたらあっという間に時間が過ぎた。
「くっしゅ!」
夏目前ではあるが、夜の山頂は冷える。
身体は強い方とはいえ、轟くんみたいに体温調整する術を持たない私は手を擦るぐらいしかできなかった。
ワンピースで来たの間違いだったかな・・・。
いや、可愛いって言ってもらえたんだから、少しぐらい寒くても後悔してない。
「これ着てろ」
パサリと相澤さんが着ていた薄手のジャケットを掛けられた。
「いやいや、相澤さん寒いじゃん」
中は薄手のシャツ1枚。
「風邪を引かれたら困る」
「それはこっちのセリフだよ」
しかし相澤さんは返しても受け取らないだろう。
「・・・じゃあ、こうする」
私は相澤さんの左腕に絡みついた。
「ちょっとは温かい?」
「・・・・・・そうだな」
相澤さんにくっつく言い訳ができた。
「上着、ありがと」
「ああ」
腕にぎゅっと力を込めた。
「えへへ」
上着よりも相澤さんの温もりの方が、私の体温を上げてくれる気がした。
「あ・・・」
ふと相澤さんの奥に見える1組のカップルに視線が向いた。
肩を寄せ合い仲睦まじい姿。
かと思ったらそのまま顔がどんどん近くなって・・・。
「うわぁ・・・」
思わず小さな声を漏らしてしまった。
「(ちゅーしてる・・・)」
周囲には聞こえないほどの声量だったが、ぴったりくっついていた相澤さんには聞こえていた。
「どうした?」
私の視線の矛先に顔を向けようとした。
「だ、だめ」
組んでいた腕を解き、思わず相澤さんの頬を両手で挟むとぎゅいんと音がするのではないかと思う勢いで私の方に向けた。
無精ひげが掌に刺さった。
「おい、痛いだろうが」
「ご、ごめん」
何だか恥ずかしくて相澤さんの顔が見れない。
パッと手を離し、手すりに両手を置いた。
俯き加減の私の顔を覗き込んできた相澤さん。
「俺達もするか?」
「うえっ!?」
バッと相澤さんの方を見れば、悪い顔をして笑っていた。
「冗談だ」
「ばかばか」
赤くなった頬を見られたくなくて、ボコスカと相澤さんの腕を殴った。
********
なんともまぁ、初々しい反応だこと。
名前は一点を見つめていたかと思うと、みるみる内に頬を赤くしてどぎまぎしていた。
振り向こうとした俺の顔を必死で掴んで向かせないようにしている姿は可愛かった。
まぁ、こんな場所だ。
後ろで行われている行為は簡単に想像がついた。
それに名前は気付いていないようだが、ちらほらそういうカップルを既に俺は目撃していた。
「俺達もするか?」
どんな反応をするか見て見たかった。
想像通り、先ほどとは比べものにならないほど頬が赤く染まった。
グルグルと目を回す名前を見て喉の奥から笑いが漏れた。
可哀想かと思い「冗談だ」と言えば「もう!」としばらく叩かれた。
全く痛くないけれど。
本当にキスをしていたらどんな反応をしたのだろうか。
そんな疑問が頭を過った。
「くっしゅ!」
夏目前ではあるが、夜の山頂は冷える。
身体は強い方とはいえ、轟くんみたいに体温調整する術を持たない私は手を擦るぐらいしかできなかった。
ワンピースで来たの間違いだったかな・・・。
いや、可愛いって言ってもらえたんだから、少しぐらい寒くても後悔してない。
「これ着てろ」
パサリと相澤さんが着ていた薄手のジャケットを掛けられた。
「いやいや、相澤さん寒いじゃん」
中は薄手のシャツ1枚。
「風邪を引かれたら困る」
「それはこっちのセリフだよ」
しかし相澤さんは返しても受け取らないだろう。
「・・・じゃあ、こうする」
私は相澤さんの左腕に絡みついた。
「ちょっとは温かい?」
「・・・・・・そうだな」
相澤さんにくっつく言い訳ができた。
「上着、ありがと」
「ああ」
腕にぎゅっと力を込めた。
「えへへ」
上着よりも相澤さんの温もりの方が、私の体温を上げてくれる気がした。
「あ・・・」
ふと相澤さんの奥に見える1組のカップルに視線が向いた。
肩を寄せ合い仲睦まじい姿。
かと思ったらそのまま顔がどんどん近くなって・・・。
「うわぁ・・・」
思わず小さな声を漏らしてしまった。
「(ちゅーしてる・・・)」
周囲には聞こえないほどの声量だったが、ぴったりくっついていた相澤さんには聞こえていた。
「どうした?」
私の視線の矛先に顔を向けようとした。
「だ、だめ」
組んでいた腕を解き、思わず相澤さんの頬を両手で挟むとぎゅいんと音がするのではないかと思う勢いで私の方に向けた。
無精ひげが掌に刺さった。
「おい、痛いだろうが」
「ご、ごめん」
何だか恥ずかしくて相澤さんの顔が見れない。
パッと手を離し、手すりに両手を置いた。
俯き加減の私の顔を覗き込んできた相澤さん。
「俺達もするか?」
「うえっ!?」
バッと相澤さんの方を見れば、悪い顔をして笑っていた。
「冗談だ」
「ばかばか」
赤くなった頬を見られたくなくて、ボコスカと相澤さんの腕を殴った。
********
なんともまぁ、初々しい反応だこと。
名前は一点を見つめていたかと思うと、みるみる内に頬を赤くしてどぎまぎしていた。
振り向こうとした俺の顔を必死で掴んで向かせないようにしている姿は可愛かった。
まぁ、こんな場所だ。
後ろで行われている行為は簡単に想像がついた。
それに名前は気付いていないようだが、ちらほらそういうカップルを既に俺は目撃していた。
「俺達もするか?」
どんな反応をするか見て見たかった。
想像通り、先ほどとは比べものにならないほど頬が赤く染まった。
グルグルと目を回す名前を見て喉の奥から笑いが漏れた。
可哀想かと思い「冗談だ」と言えば「もう!」としばらく叩かれた。
全く痛くないけれど。
本当にキスをしていたらどんな反応をしたのだろうか。
そんな疑問が頭を過った。
