【12章】親交
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「ここだね」
相澤さんから借りた教室は少し埃っぽくて普段使っていないことがよく分かった。
「掃除ぐらいしろや」
「案外爆豪くんって綺麗好きだよね」
隣の席になって知った意外な一面だった。
ノートの取り方とか、机の中とか。
「案外ってなんだ、案外って」
「すぐに頭掴むの止めてよ」
「俺の手にフィットしやすいんだよ」
「それは私の頭が小さいって褒めてくれてる?」
「ちげぇわ。俺の手がでかいんだわ」
「もうそろそろいいか、2人とも」
轟くんはすでに鞄を置いて着席している。
「ごめん、ごめん」
セットしてくれた机の誕生日席に座った。
「何で俺が半分野郎の正面に座んなきゃなんねぇんだよ」
「ええ・・・私が教えてもらうからバランス考えるとこうじゃない?」
「気に食わねぇ」
せっかく轟くんがセットしてくれたのに。
爆豪くんの我儘で机は横一列に並べ直された。
真ん中が私で左が爆豪くん、右が轟くん。
つまり教室での席順だ。
勉強を始めるまでが長すぎる・・・。
「よし!」
気を取り直して机に教科書を出した。
「数学が苦手だったんだよな?」
「いや、もう全部なんだけど・・・社会科は丸暗記で何とかするから他を優先したいかな」
「とりあえず数学から始めんぞ」
カリカリカリ・・・。
爆豪くんの指示で私がどこに躓いているのかを見る為に問題集をひたすら解いた。
設定された時間制限までとにかく解く。
できなかったところを見てくれるらしい。
2人もその間自分達の勉強を進めていた。
セットしたタイマーが終了の時間を告げた。
「え、もう終わり?」
爆豪くんに指定された所の1/3程手を付けられなかった。
「はあ~・・・」
「答え合わせするか」
轟くんが私のノートを取って丸付けをしてくれた。
「時間配分をもっと気にしろ。分かんねぇところはスパっと切り替えて次行け」
「あ、うん・・・」
「なんだよ」
「ううん。もっと怒られるかと思ったから」
「怒って点取れりゃ苦労しねぇわ」
丸付けが終わったノートを返却された。
「こっちで教えるからおめーは自分の勉強でもしてろや」
「元々名字と約束してたのは俺だ。だから俺が教える」
今まで大人しかった轟くんだが、思うところがあったらしい。
解説役をどちらがするかで揉めている。
「はい!!!生徒からの要望です!!教科ごとに先生を分けて頂けないでしょうか!?」
********
結局今日は時間を分けて数学を爆豪くん、国語を轟くんに教えてもらうことになった。
爆豪くんは教えるのが上手い。
そういえば切島くんも爆豪くんに勉強教えてもらってたっけ。
「・・・これ、中学の時に習う公式だぞ」
「あはは、ごめんなさい」
「高校で習ってるやつは覚えてんのに中学のやつ忘れてどうすんだよ!」
だって同時並行で進めてるんだもん。
中学の勉強だって今年に入って初めてお目にかかったんだし。
最近授業で習ったやつの方が覚えている。
「名字が間違えるポイントはちぐはぐだってことはわかった。中学の基礎が怪しいってこともな」
「どうやって入試パスしたんだ・・・」
轟くんにも指摘されギクリとした。
「いや~・・・運?」
「まぐれで入れるほど甘くねぇわ」
爆豪くんの目が光った。
「でもまぁ・・・全体的に考え方としては合っている部分が多い。公式もっと詰めりゃいけんだろ」
本当は、勉強教えるっていう呈でもっとぐいぐい私生活を暴こうとしてくるのかと思っていた。
しかし爆豪くんは全うに勉強を教えてくれた。
あと、ちゃんと頑張れば認めてくれるし、褒めてもくれる。
この勉強会で爆豪くんのイメージが少し変わった。
相澤さんから借りた教室は少し埃っぽくて普段使っていないことがよく分かった。
「掃除ぐらいしろや」
「案外爆豪くんって綺麗好きだよね」
隣の席になって知った意外な一面だった。
ノートの取り方とか、机の中とか。
「案外ってなんだ、案外って」
「すぐに頭掴むの止めてよ」
「俺の手にフィットしやすいんだよ」
「それは私の頭が小さいって褒めてくれてる?」
「ちげぇわ。俺の手がでかいんだわ」
「もうそろそろいいか、2人とも」
轟くんはすでに鞄を置いて着席している。
「ごめん、ごめん」
セットしてくれた机の誕生日席に座った。
「何で俺が半分野郎の正面に座んなきゃなんねぇんだよ」
「ええ・・・私が教えてもらうからバランス考えるとこうじゃない?」
「気に食わねぇ」
せっかく轟くんがセットしてくれたのに。
爆豪くんの我儘で机は横一列に並べ直された。
真ん中が私で左が爆豪くん、右が轟くん。
つまり教室での席順だ。
勉強を始めるまでが長すぎる・・・。
「よし!」
気を取り直して机に教科書を出した。
「数学が苦手だったんだよな?」
「いや、もう全部なんだけど・・・社会科は丸暗記で何とかするから他を優先したいかな」
「とりあえず数学から始めんぞ」
カリカリカリ・・・。
爆豪くんの指示で私がどこに躓いているのかを見る為に問題集をひたすら解いた。
設定された時間制限までとにかく解く。
できなかったところを見てくれるらしい。
2人もその間自分達の勉強を進めていた。
セットしたタイマーが終了の時間を告げた。
「え、もう終わり?」
爆豪くんに指定された所の1/3程手を付けられなかった。
「はあ~・・・」
「答え合わせするか」
轟くんが私のノートを取って丸付けをしてくれた。
「時間配分をもっと気にしろ。分かんねぇところはスパっと切り替えて次行け」
「あ、うん・・・」
「なんだよ」
「ううん。もっと怒られるかと思ったから」
「怒って点取れりゃ苦労しねぇわ」
丸付けが終わったノートを返却された。
「こっちで教えるからおめーは自分の勉強でもしてろや」
「元々名字と約束してたのは俺だ。だから俺が教える」
今まで大人しかった轟くんだが、思うところがあったらしい。
解説役をどちらがするかで揉めている。
「はい!!!生徒からの要望です!!教科ごとに先生を分けて頂けないでしょうか!?」
********
結局今日は時間を分けて数学を爆豪くん、国語を轟くんに教えてもらうことになった。
爆豪くんは教えるのが上手い。
そういえば切島くんも爆豪くんに勉強教えてもらってたっけ。
「・・・これ、中学の時に習う公式だぞ」
「あはは、ごめんなさい」
「高校で習ってるやつは覚えてんのに中学のやつ忘れてどうすんだよ!」
だって同時並行で進めてるんだもん。
中学の勉強だって今年に入って初めてお目にかかったんだし。
最近授業で習ったやつの方が覚えている。
「名字が間違えるポイントはちぐはぐだってことはわかった。中学の基礎が怪しいってこともな」
「どうやって入試パスしたんだ・・・」
轟くんにも指摘されギクリとした。
「いや~・・・運?」
「まぐれで入れるほど甘くねぇわ」
爆豪くんの目が光った。
「でもまぁ・・・全体的に考え方としては合っている部分が多い。公式もっと詰めりゃいけんだろ」
本当は、勉強教えるっていう呈でもっとぐいぐい私生活を暴こうとしてくるのかと思っていた。
しかし爆豪くんは全うに勉強を教えてくれた。
あと、ちゃんと頑張れば認めてくれるし、褒めてもくれる。
この勉強会で爆豪くんのイメージが少し変わった。
