【11章】覚悟
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※職場体験で常闇くんはホークスの元へ行っていない設定です。
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「親父のところにしなかったんだな」
「うん。ホークスは私と個性似てるところあるし」
轟くんは少し眉を下げていた。
「お互い頑張ろうね!」
「ああ」
にこりと笑うと轟くんも頷いた。
相澤さんの号令で駅で解散となり、各々お世話になる事務所へと向かった。
私の場合、いかんせん九州と場所が遠いので、着くまでが大変だ。
行きは相澤さんと一緒に行き、帰りはたまたまホークスがこちら側で仕事があるとのことで彼と一緒に戻ってくる予定。
初めて乗る新幹線。
「わー・・・」
高速で過ぎていく窓の風景を眺めた。
「早いね」
「あっという間に着くだろう」
「あんまり早く着かれると心の準備が・・・」
「そういえばヒーローネーム・・・どうしてあれだったんだ?」
「あー・・・」
********
時は遡り、体育祭2日後。
ヒーローネーム考案の授業に皆胸をときめかせていた。
皆幼少期から考えているらしい。
もっと早く教えてほしかった。
特にヒーローへの憧れがあるわけでもない私は、もちろんノープラン。
初めこそ大喜利のような雰囲気だったものの、梅雨ちゃんが軌道修正したことで波に乗った。
いよいよ大体の人が発表し終わり、残っているのは数名。
私は苦肉の策である名称をクリップに書いた。
「さあ、残ってる人は!?」
「はい・・・」
ミッドナイト先生に促されたので恐る恐る手を挙げた。
「名字さん!前へいらっしゃい」
みんなの視線が痛い。
私は意を決してクリップを教壇の上に置いて手を添えた。
「"ゴースト"・・・です」
クラスがしーん・・・と静寂に包まれた。
やばい。
マズイという感情が駆け巡った。
・・・相澤さん、寝袋から出てきたし。
「えーっと・・・何でゴースト?幽霊?」
ミッドナイト先生から当然の質問を受けた。
「私、アングラ系になりたくて。アングラ系だったら存在を認知されない方が都合いいから。・・・本当に実在するのか疑問を持たせるヒーロー、みたいな?」
あまりにも取って付けたような理由に皆首を傾げている。
「・・・呼ばれ慣れてるから、すぐに反応できるし」
「呼ばれ慣れてる?」
ひしひしと感じる視線が痛くて私は思わず本音が漏れた。
「あっ、いえ。何でもないです・・・」
「うーん・・・確かにアングラ系を目指すならメディアウケ考えなくてもいいからねぇ。これもアリなのかしら?」
「やっぱりもうちょっと考えます」
私はすごすごと自席に戻った。
授業が終わり、一人で悶々とヒーローネームを思案しているとバンと机に私よりも大きな手が乗った。
「名字、お前虐められてたのか!?」
「へ?」
「呼ばれ慣れてるって言ってただろ!?」
顔を上げると切島くんが苦しそうな表情で私を見下ろしていた。
「ゴーストってそういうことだろ?存在感ないって意味」
「大丈夫だよ~!名字めっちゃ存在感あるし」
切島くんに乗っかって芦戸さんまで。
話はあれよあれよと膨らみ、なぜか私は過去に虐められていた設定が追加された。
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「親父のところにしなかったんだな」
「うん。ホークスは私と個性似てるところあるし」
轟くんは少し眉を下げていた。
「お互い頑張ろうね!」
「ああ」
にこりと笑うと轟くんも頷いた。
相澤さんの号令で駅で解散となり、各々お世話になる事務所へと向かった。
私の場合、いかんせん九州と場所が遠いので、着くまでが大変だ。
行きは相澤さんと一緒に行き、帰りはたまたまホークスがこちら側で仕事があるとのことで彼と一緒に戻ってくる予定。
初めて乗る新幹線。
「わー・・・」
高速で過ぎていく窓の風景を眺めた。
「早いね」
「あっという間に着くだろう」
「あんまり早く着かれると心の準備が・・・」
「そういえばヒーローネーム・・・どうしてあれだったんだ?」
「あー・・・」
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時は遡り、体育祭2日後。
ヒーローネーム考案の授業に皆胸をときめかせていた。
皆幼少期から考えているらしい。
もっと早く教えてほしかった。
特にヒーローへの憧れがあるわけでもない私は、もちろんノープラン。
初めこそ大喜利のような雰囲気だったものの、梅雨ちゃんが軌道修正したことで波に乗った。
いよいよ大体の人が発表し終わり、残っているのは数名。
私は苦肉の策である名称をクリップに書いた。
「さあ、残ってる人は!?」
「はい・・・」
ミッドナイト先生に促されたので恐る恐る手を挙げた。
「名字さん!前へいらっしゃい」
みんなの視線が痛い。
私は意を決してクリップを教壇の上に置いて手を添えた。
「"ゴースト"・・・です」
クラスがしーん・・・と静寂に包まれた。
やばい。
マズイという感情が駆け巡った。
・・・相澤さん、寝袋から出てきたし。
「えーっと・・・何でゴースト?幽霊?」
ミッドナイト先生から当然の質問を受けた。
「私、アングラ系になりたくて。アングラ系だったら存在を認知されない方が都合いいから。・・・本当に実在するのか疑問を持たせるヒーロー、みたいな?」
あまりにも取って付けたような理由に皆首を傾げている。
「・・・呼ばれ慣れてるから、すぐに反応できるし」
「呼ばれ慣れてる?」
ひしひしと感じる視線が痛くて私は思わず本音が漏れた。
「あっ、いえ。何でもないです・・・」
「うーん・・・確かにアングラ系を目指すならメディアウケ考えなくてもいいからねぇ。これもアリなのかしら?」
「やっぱりもうちょっと考えます」
私はすごすごと自席に戻った。
授業が終わり、一人で悶々とヒーローネームを思案しているとバンと机に私よりも大きな手が乗った。
「名字、お前虐められてたのか!?」
「へ?」
「呼ばれ慣れてるって言ってただろ!?」
顔を上げると切島くんが苦しそうな表情で私を見下ろしていた。
「ゴーストってそういうことだろ?存在感ないって意味」
「大丈夫だよ~!名字めっちゃ存在感あるし」
切島くんに乗っかって芦戸さんまで。
話はあれよあれよと膨らみ、なぜか私は過去に虐められていた設定が追加された。
