【9章】脆弱
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
体育祭が始まる直前の控室。
みんな緊張しているのかいつものA組と雰囲気が違った。
私は壁に背を預けながら昨日の相澤さんを思い出した。
「(何か変だったな・・・)」
会議で却下されたのは悲しいけれど、仕方ない。
私自身ダメ元ぐらいの気持ちだった。
そもそも相澤さんが発案してくれなければ、可能性すら上がらなかったわけだし。
今日は屋台が出ているからとのことで多目にお金を持たせてくれた。
屋台で食べる子いるかな?
「お前、オールマイトの隠し子か何かか?」
あ、轟くん緑谷くんに直接聞いちゃった。
そんなに気になってたんだ。
独特な空気の控室にさらに亀裂が入った。
緑谷くんに宣戦布告する轟くんを横目で見ている爆豪くん。
私は三者の様子をぼんやりと眺めた。
体育祭はあっという間に進んでいった。
結果から言うと・・・トーナメントまで残った。
障害物競走は空中を飛びぬけていったので、正直障害なんてあってないようなものだった。
二回戦の騎馬戦は緑谷くんに誘われたので組んだ。
轟くんも誘ってくれたが、緑谷くんの方が先だったので。
昼休みになったので私は屋台まで走った。
きっと混むはず。
焼きそば、フランクフルト、お好み焼き・・・。
相澤さんに貰ったお金で買えるだけ買った。
「わっとっと」
買ったものを気を付けて持っていたら人と肩がぶつかってしまった。
よろけたところを背中から誰かに支えられた。
「ありがとうございます!」
反射的に振り返ってお礼を言った。
「いえいえ、トーナメント頑張ってくださいね」
「あ、ホークスだ!」
私が決勝に残っている生徒だということを把握していたらしい彼は、私が返事をする前に沢山の人に囲まれてしまった。
どうしようかと思っていると目が合ったのでぺこりと一礼だけしてその場を後にした。
「相澤先生、お昼食べよ」
「お前、放送席に入ってくるな」
「見られないように気を付けたよ!マイク先生も食べよう」
「名前ちゃん、俺の分も買ってきてくれたの!」
「足りるか分かんないけど」
私は外から見えないように姿勢を屈めながら2人の元へ寄っていった。
「トーナメント出場おめでとう」
「ありがとう!」
「消太、保護者として鼻が高いんじゃねぇ?」
「まぁ、当然だな」
「へへ。・・・でもいいのかな?」
「何がだ?」
「ぶっちゃけ、皆とは経験値違うから、このままだったら優勝して当たり前っていうか。ずるくない?」
私は個性把握テストの時を思い出した。
「あいつらも成長してる。油断してると足元掬われるぞ」
「・・・そうだね!」
相澤さんの昨日の様子が心配で、ここに来たが大丈夫そうだ。
いつも通りの相澤さん。
「もし優勝したら消太におねだりしたら?」
「何を?」
「欲しいもんとか」
「うーん・・・あ、プロセッサー欲しい!すぐみじん切りが出来る便利道具!」
「んなもんいつでも買ってやる」
「パパは娘に甘いのね」
「誰がパパだ」
相澤さんがマイク先生に蹴りを入れた。
私はその様子をクスクスと笑いながら傍観した。
みんな緊張しているのかいつものA組と雰囲気が違った。
私は壁に背を預けながら昨日の相澤さんを思い出した。
「(何か変だったな・・・)」
会議で却下されたのは悲しいけれど、仕方ない。
私自身ダメ元ぐらいの気持ちだった。
そもそも相澤さんが発案してくれなければ、可能性すら上がらなかったわけだし。
今日は屋台が出ているからとのことで多目にお金を持たせてくれた。
屋台で食べる子いるかな?
「お前、オールマイトの隠し子か何かか?」
あ、轟くん緑谷くんに直接聞いちゃった。
そんなに気になってたんだ。
独特な空気の控室にさらに亀裂が入った。
緑谷くんに宣戦布告する轟くんを横目で見ている爆豪くん。
私は三者の様子をぼんやりと眺めた。
体育祭はあっという間に進んでいった。
結果から言うと・・・トーナメントまで残った。
障害物競走は空中を飛びぬけていったので、正直障害なんてあってないようなものだった。
二回戦の騎馬戦は緑谷くんに誘われたので組んだ。
轟くんも誘ってくれたが、緑谷くんの方が先だったので。
昼休みになったので私は屋台まで走った。
きっと混むはず。
焼きそば、フランクフルト、お好み焼き・・・。
相澤さんに貰ったお金で買えるだけ買った。
「わっとっと」
買ったものを気を付けて持っていたら人と肩がぶつかってしまった。
よろけたところを背中から誰かに支えられた。
「ありがとうございます!」
反射的に振り返ってお礼を言った。
「いえいえ、トーナメント頑張ってくださいね」
「あ、ホークスだ!」
私が決勝に残っている生徒だということを把握していたらしい彼は、私が返事をする前に沢山の人に囲まれてしまった。
どうしようかと思っていると目が合ったのでぺこりと一礼だけしてその場を後にした。
「相澤先生、お昼食べよ」
「お前、放送席に入ってくるな」
「見られないように気を付けたよ!マイク先生も食べよう」
「名前ちゃん、俺の分も買ってきてくれたの!」
「足りるか分かんないけど」
私は外から見えないように姿勢を屈めながら2人の元へ寄っていった。
「トーナメント出場おめでとう」
「ありがとう!」
「消太、保護者として鼻が高いんじゃねぇ?」
「まぁ、当然だな」
「へへ。・・・でもいいのかな?」
「何がだ?」
「ぶっちゃけ、皆とは経験値違うから、このままだったら優勝して当たり前っていうか。ずるくない?」
私は個性把握テストの時を思い出した。
「あいつらも成長してる。油断してると足元掬われるぞ」
「・・・そうだね!」
相澤さんの昨日の様子が心配で、ここに来たが大丈夫そうだ。
いつも通りの相澤さん。
「もし優勝したら消太におねだりしたら?」
「何を?」
「欲しいもんとか」
「うーん・・・あ、プロセッサー欲しい!すぐみじん切りが出来る便利道具!」
「んなもんいつでも買ってやる」
「パパは娘に甘いのね」
「誰がパパだ」
相澤さんがマイク先生に蹴りを入れた。
私はその様子をクスクスと笑いながら傍観した。
