【8章】日常
夢小説設定
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「名字は緑谷のことどう思う?」
「緑谷くん?どうして?」
「あいつ、オールマイトに目かけられてるよな?」
私は緑谷くんのことを頭に思い浮かべた。
「うーん。特にどうとも思わないけど。個性に身体がついていっていない感じはするかな」
「オールマイトの隠し子かと思ったんだが」
「まさか!!なにそれ、笑える!確かに個性は似てるけど、見た目のDNA全く受け継いでないじゃん」
「そうか・・・」
ケタケタ笑うと轟くんは私とは対照的により一層深刻そうな表情を浮かべた。
「名字は俺のことどう思う?」
「どう・・・とは?」
えらく抽象的な質問だな。
私は首を傾げた。
「俺は・・・あれだろ。エンデヴァーの息子だし」
「エンデヴァー?」
「・・・?まさか知らないのか?」
え、誰だっけ!?
信じられないといった表情で私を見るので、おそらく知っていて当然の常識なのだ。
頭の中でエンデヴァーという文字を探した。
そうだ!!
相澤さんにヒーローについて教えてもらったときに万年2位が確かそんな名前だった。
「ああ!エンデヴァーね!もちろん知ってるよ!って、え!?息子!?」
思わず轟くんを指差してしまった。
えーっと、つまり轟くんはオールマイトに次ぐヒーローの息子。
つまりサラブレットってこと?
だが、記憶を掘り起こすとエンデヴァーはかなりゴツイ感じの男だった気がする。
それこそガタイではオールマイトといい勝負だ。
「え、どの辺にDNA受け継がれてんの?」
「半燃の個性は親父のだ」
「見た目全然違うくない?」
「外見は母親似だからな」
「うーん。それ聞いたら緑谷くんがオールマイトの息子説も捨てられないなぁ」
「その反応だと知らなかったんだな」
「ご、ごめん。もっと敬った方がいい?」
「そういうつもりじゃねぇ。むしろホッとした」
私は再び首を傾げた。
轟くんはそこから自分の境遇を話し出した。
個性婚のこと。
母親に煮え湯を浴びせられたこと。
父親を恨んでいること。
「そう・・・だったんだ」
私は両親が死んでしまったけれど、きちんと愛されていた。
彼は両親は生きているけれど、愛情に飢えている。
「さっき、轟くん私にどう思うか聞いたけど、轟くんには私のことがどう見えてるの?」
「・・・個性の扱いが上手いクラスメイト。なんつーか、当面の目標みたいな」
「照れるなー。でもね、私実は両親殺されたの」
轟くんが息を飲んだ。
「それを知ってどう思う?可哀想?同情する?」
「・・・」
「私からしたら羨ましい悩みだよ。そうやって親で悩むのは生きているからでしょ?」
私はもう二度と話せないから。
そう言うと轟くんは長い睫毛を伏せた。
「私は轟くんのこと、ちょっと天然なイケメンボーイだと思ってるよ。個性も強いし。ただ、エンデヴァーの話を聞いてもやっぱり炎の個性使うべきだと思う」
「どうして?」
「だって強いヒーローになるんでしょ?手数は多い方がいいよ。でも急がなくていいと思う。そのための学校じゃん?」
いつか自分の過去を受け入れられたらいいね、そんな思いだった。
まあ実際は遠くない未来なのだけれど。
どうして轟くんが自分の境遇を話そうと思ったかは分からない。
しかし、少し気は済んだようで顔色は幾分か良くなっていた。
「ところで・・・俺のどこが天然なんだ?」
「・・・このタイミングでそこをわざわざ掘り返すところ?」
「緑谷くん?どうして?」
「あいつ、オールマイトに目かけられてるよな?」
私は緑谷くんのことを頭に思い浮かべた。
「うーん。特にどうとも思わないけど。個性に身体がついていっていない感じはするかな」
「オールマイトの隠し子かと思ったんだが」
「まさか!!なにそれ、笑える!確かに個性は似てるけど、見た目のDNA全く受け継いでないじゃん」
「そうか・・・」
ケタケタ笑うと轟くんは私とは対照的により一層深刻そうな表情を浮かべた。
「名字は俺のことどう思う?」
「どう・・・とは?」
えらく抽象的な質問だな。
私は首を傾げた。
「俺は・・・あれだろ。エンデヴァーの息子だし」
「エンデヴァー?」
「・・・?まさか知らないのか?」
え、誰だっけ!?
信じられないといった表情で私を見るので、おそらく知っていて当然の常識なのだ。
頭の中でエンデヴァーという文字を探した。
そうだ!!
相澤さんにヒーローについて教えてもらったときに万年2位が確かそんな名前だった。
「ああ!エンデヴァーね!もちろん知ってるよ!って、え!?息子!?」
思わず轟くんを指差してしまった。
えーっと、つまり轟くんはオールマイトに次ぐヒーローの息子。
つまりサラブレットってこと?
だが、記憶を掘り起こすとエンデヴァーはかなりゴツイ感じの男だった気がする。
それこそガタイではオールマイトといい勝負だ。
「え、どの辺にDNA受け継がれてんの?」
「半燃の個性は親父のだ」
「見た目全然違うくない?」
「外見は母親似だからな」
「うーん。それ聞いたら緑谷くんがオールマイトの息子説も捨てられないなぁ」
「その反応だと知らなかったんだな」
「ご、ごめん。もっと敬った方がいい?」
「そういうつもりじゃねぇ。むしろホッとした」
私は再び首を傾げた。
轟くんはそこから自分の境遇を話し出した。
個性婚のこと。
母親に煮え湯を浴びせられたこと。
父親を恨んでいること。
「そう・・・だったんだ」
私は両親が死んでしまったけれど、きちんと愛されていた。
彼は両親は生きているけれど、愛情に飢えている。
「さっき、轟くん私にどう思うか聞いたけど、轟くんには私のことがどう見えてるの?」
「・・・個性の扱いが上手いクラスメイト。なんつーか、当面の目標みたいな」
「照れるなー。でもね、私実は両親殺されたの」
轟くんが息を飲んだ。
「それを知ってどう思う?可哀想?同情する?」
「・・・」
「私からしたら羨ましい悩みだよ。そうやって親で悩むのは生きているからでしょ?」
私はもう二度と話せないから。
そう言うと轟くんは長い睫毛を伏せた。
「私は轟くんのこと、ちょっと天然なイケメンボーイだと思ってるよ。個性も強いし。ただ、エンデヴァーの話を聞いてもやっぱり炎の個性使うべきだと思う」
「どうして?」
「だって強いヒーローになるんでしょ?手数は多い方がいいよ。でも急がなくていいと思う。そのための学校じゃん?」
いつか自分の過去を受け入れられたらいいね、そんな思いだった。
まあ実際は遠くない未来なのだけれど。
どうして轟くんが自分の境遇を話そうと思ったかは分からない。
しかし、少し気は済んだようで顔色は幾分か良くなっていた。
「ところで・・・俺のどこが天然なんだ?」
「・・・このタイミングでそこをわざわざ掘り返すところ?」
