【8章】日常
夢小説設定
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相澤さんに正直に話すか悩んだ。
しかし、余計な心配はかけたくない。
とにかくバレないように頑張るしかない。
「どうかしたか?」
約束通り運動場を借りて特訓している合間。
座って水分補給をしていると轟くんに覗き込まれた。
「え!?ううん。何でもない」
「そうか」
「轟くん、やっぱ強個性だね!寒くないの?」
「使いすぎたら体温下がるから左側で調整してる」
私はふと右腕を触った。
びくりと轟くんの肩が揺れる。
「うわ、ほんとだ。ちょっと冷たい」
「調整したらなんてことない」
数秒後には通常の体温を取り戻していた。
「凄いね!夏は冷房、冬は暖房いらずじゃん」
「そんな使い方はしたことねぇけど・・・」
「いいないいな~」
フッと轟くんが笑った。
笑ったというより微笑ぐらいだが。
「名字って変わってるな」
「そう?」
「俺のこと怖くないのか?」
「怖い?どうして?」
「愛想よくねぇし」
「相澤先生も愛想悪いじゃん。相澤先生嫌い?」
「いや・・・」
「でしょ?だから私轟くんのことも好きだよ」
豆鉄砲を喰らったような表情をしている轟くん。
「今気づいた。イケメンってどんな表情してもイケメンなんだね」
「なんだそれ」
今度はさっきの微笑よりも格段に口角が上がってた。
これはもう笑っていると表現してもいいのではないだろうか。
「笑顔頂きました~」
「・・・っ!休憩終わるぞ」
あ、今度は照れてる。
教室ではクールな轟くんだが、ちゃんと人並みの感情を持ち合わせているではないか。
「じゃ、いくよ」
腰を上げた私は轟くんを前にして黒翼を出した。
********
2時間ほど訓練して時刻は18時半を回ったところだ。
「はぁ、はぁ・・・」
「さすがに疲れてきたね。もうそろそろ終わろうか」
「ああ」
息を整えてお互いロッカールームで制服に着替えた。
「帰るか。名字は家どの辺なんだ?」
「雄英から近いよ!徒歩通学なの」
「そうか。じゃあ送ってく」
げっ!!!!
完全に返事ミスった。
気を緩めて普通に答えてしまった。
まさか、一緒に帰るなんてつもりは毛頭もなかったので。
この建物を出たら「じゃあ、また明日ね」と手を振る予定だった。
「そんな!悪いからいいよ」
「でも俺の都合に付き合わせちまってるし」
「あ、この後自習室で課題終わらせてから帰ろうと思ってたんだよね!」
「これからか・・・?夜遅くなるといくら近くても危ねぇだろ」
「何言ってんの!私が襲われるわけないじゃん」
襲われても返討ちできるよ!
拳でストレートを作ってアピールした。
「ヒーローになるんだし。大丈夫だよ」
「ヒーローである前に女だろ?」
轟くんは天然なのかな?
破壊力が凄まじかった。
相澤さんといい、女の子扱いに慣れていない私は顔から火が出るほど恥ずかしい。
「あ、そうか」
轟くんは何かに気付いたみたいでシュンと肩を落とした。
「俺と帰るのが嫌だったんだな。空気読めなくて悪い」
「いやいやいやいや」
そうだけど、そうじゃない。
「轟くんのことが嫌なわけないじゃん!ほらもう帰ろう」
こんなことを言われて突き放せるほど私のメンタルは強くなかった。
どうしよう・・・。
隣を歩く轟くんを横目でちらりと見上げた。
しかし、余計な心配はかけたくない。
とにかくバレないように頑張るしかない。
「どうかしたか?」
約束通り運動場を借りて特訓している合間。
座って水分補給をしていると轟くんに覗き込まれた。
「え!?ううん。何でもない」
「そうか」
「轟くん、やっぱ強個性だね!寒くないの?」
「使いすぎたら体温下がるから左側で調整してる」
私はふと右腕を触った。
びくりと轟くんの肩が揺れる。
「うわ、ほんとだ。ちょっと冷たい」
「調整したらなんてことない」
数秒後には通常の体温を取り戻していた。
「凄いね!夏は冷房、冬は暖房いらずじゃん」
「そんな使い方はしたことねぇけど・・・」
「いいないいな~」
フッと轟くんが笑った。
笑ったというより微笑ぐらいだが。
「名字って変わってるな」
「そう?」
「俺のこと怖くないのか?」
「怖い?どうして?」
「愛想よくねぇし」
「相澤先生も愛想悪いじゃん。相澤先生嫌い?」
「いや・・・」
「でしょ?だから私轟くんのことも好きだよ」
豆鉄砲を喰らったような表情をしている轟くん。
「今気づいた。イケメンってどんな表情してもイケメンなんだね」
「なんだそれ」
今度はさっきの微笑よりも格段に口角が上がってた。
これはもう笑っていると表現してもいいのではないだろうか。
「笑顔頂きました~」
「・・・っ!休憩終わるぞ」
あ、今度は照れてる。
教室ではクールな轟くんだが、ちゃんと人並みの感情を持ち合わせているではないか。
「じゃ、いくよ」
腰を上げた私は轟くんを前にして黒翼を出した。
********
2時間ほど訓練して時刻は18時半を回ったところだ。
「はぁ、はぁ・・・」
「さすがに疲れてきたね。もうそろそろ終わろうか」
「ああ」
息を整えてお互いロッカールームで制服に着替えた。
「帰るか。名字は家どの辺なんだ?」
「雄英から近いよ!徒歩通学なの」
「そうか。じゃあ送ってく」
げっ!!!!
完全に返事ミスった。
気を緩めて普通に答えてしまった。
まさか、一緒に帰るなんてつもりは毛頭もなかったので。
この建物を出たら「じゃあ、また明日ね」と手を振る予定だった。
「そんな!悪いからいいよ」
「でも俺の都合に付き合わせちまってるし」
「あ、この後自習室で課題終わらせてから帰ろうと思ってたんだよね!」
「これからか・・・?夜遅くなるといくら近くても危ねぇだろ」
「何言ってんの!私が襲われるわけないじゃん」
襲われても返討ちできるよ!
拳でストレートを作ってアピールした。
「ヒーローになるんだし。大丈夫だよ」
「ヒーローである前に女だろ?」
轟くんは天然なのかな?
破壊力が凄まじかった。
相澤さんといい、女の子扱いに慣れていない私は顔から火が出るほど恥ずかしい。
「あ、そうか」
轟くんは何かに気付いたみたいでシュンと肩を落とした。
「俺と帰るのが嫌だったんだな。空気読めなくて悪い」
「いやいやいやいや」
そうだけど、そうじゃない。
「轟くんのことが嫌なわけないじゃん!ほらもう帰ろう」
こんなことを言われて突き放せるほど私のメンタルは強くなかった。
どうしよう・・・。
隣を歩く轟くんを横目でちらりと見上げた。
