【6章】遭遇
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もう駄目だ。
自分の顔が崩壊する覚悟を決めたとき、私の身体が背中から地面に引っ張られ視界が反転した。
「俺の生徒に手を出すな・・・」
相澤さんが私の背中側に向かって体重を思いっきり掛けたのだ。
私は後ろに向かって倒れ込み、相澤さんも半回転して地面に叩きつけられた。
しかしそのおかげで私に向かっていた死柄木の手は空振りに終わった。
若干避けきれず額を掠めた気がしたが、触っても崩壊していない。
今度は死柄木に隙ができた。
私は黒翼をしなる鞭へと変え、彼に向かって振りぬいた。
「相澤さん!」
「・・・逃げろ」
見ると彼は個性を発動していた。
そうか、だから額が無事だったんだ。
とりあえずこの一瞬は凌げたが、状況は何ら変わっていない。
相澤さんは再び意識を失ってしまったようで、目を閉じていた。
相澤さんを抱えて逃げるのは厳しい。
脳無は死柄木の指示に従っているようなので、元凶のこいつを先に潰す。
私が戦闘態勢に入った時、背後の扉が勢いよく開いた。
「私が来た!!!」
オールマイトだった。
ああ、助かったんだ。
これが平和の象徴か・・・。
私は心の底から安堵した。
********
「相澤さん、相澤さん」
オールマイトを筆頭に雄英教師陣が到着したことで、場は一気に収束へと向かった。
私は相澤さんを抱えて見つからない様に建物の陰に隠れた。
救急車がまだ到着していない。
リカバリーガールの治療も今の彼には体力が残っていないため無理だ。
彼の息がどんどん浅くなっている。
私は気付いている。
彼の命の灯が今にも消えようとしていることを。
今から運んでも間に合わない。
それはこれまでの私の過去から確信があった。
目の前で一つの命が消えていく。
今までに何度も経験しているし、今更どうということもない。
しかし、なぜだろう。
思い出すのは彼と過ごした日々だった。
"万一の時は俺・・・イレイザーヘッドが全ての責任を負います"
"今日は算数やるぞ"
"ああ、似合ってるよ"
"そいつは俺のツレだ"
"名前も将来アングラ系になるかもしれないな"
「相澤さん・・・死んじゃやだ」
「一緒に仕事するって言ったじゃん・・・!」
私は一つの方法を思いついていた。
これがどれほどの効果が現れるかわからない。
でも瀕死の相澤さんを助けるには他になかった。
「失敗したらごめん、相澤さん」
私は歯で口内を噛んだ。
口の中に血の味が広がる。
ある程度溜まると、相澤さんの口に自分のソレを重ねて流し込んだ。
自分の顔が崩壊する覚悟を決めたとき、私の身体が背中から地面に引っ張られ視界が反転した。
「俺の生徒に手を出すな・・・」
相澤さんが私の背中側に向かって体重を思いっきり掛けたのだ。
私は後ろに向かって倒れ込み、相澤さんも半回転して地面に叩きつけられた。
しかしそのおかげで私に向かっていた死柄木の手は空振りに終わった。
若干避けきれず額を掠めた気がしたが、触っても崩壊していない。
今度は死柄木に隙ができた。
私は黒翼をしなる鞭へと変え、彼に向かって振りぬいた。
「相澤さん!」
「・・・逃げろ」
見ると彼は個性を発動していた。
そうか、だから額が無事だったんだ。
とりあえずこの一瞬は凌げたが、状況は何ら変わっていない。
相澤さんは再び意識を失ってしまったようで、目を閉じていた。
相澤さんを抱えて逃げるのは厳しい。
脳無は死柄木の指示に従っているようなので、元凶のこいつを先に潰す。
私が戦闘態勢に入った時、背後の扉が勢いよく開いた。
「私が来た!!!」
オールマイトだった。
ああ、助かったんだ。
これが平和の象徴か・・・。
私は心の底から安堵した。
********
「相澤さん、相澤さん」
オールマイトを筆頭に雄英教師陣が到着したことで、場は一気に収束へと向かった。
私は相澤さんを抱えて見つからない様に建物の陰に隠れた。
救急車がまだ到着していない。
リカバリーガールの治療も今の彼には体力が残っていないため無理だ。
彼の息がどんどん浅くなっている。
私は気付いている。
彼の命の灯が今にも消えようとしていることを。
今から運んでも間に合わない。
それはこれまでの私の過去から確信があった。
目の前で一つの命が消えていく。
今までに何度も経験しているし、今更どうということもない。
しかし、なぜだろう。
思い出すのは彼と過ごした日々だった。
"万一の時は俺・・・イレイザーヘッドが全ての責任を負います"
"今日は算数やるぞ"
"ああ、似合ってるよ"
"そいつは俺のツレだ"
"名前も将来アングラ系になるかもしれないな"
「相澤さん・・・死んじゃやだ」
「一緒に仕事するって言ったじゃん・・・!」
私は一つの方法を思いついていた。
これがどれほどの効果が現れるかわからない。
でも瀕死の相澤さんを助けるには他になかった。
「失敗したらごめん、相澤さん」
私は歯で口内を噛んだ。
口の中に血の味が広がる。
ある程度溜まると、相澤さんの口に自分のソレを重ねて流し込んだ。
