【21章】終焉
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「だからー!!それは無理だって!」
「お前の主張こそ受け入れられん」
話し合いは平行線を辿る一方だった。
どちらも譲る気はないし、折衷案なんてものも思い浮かばない。
「もー・・・あとちょっとしか時間ないのにこんなのやだ」
時間は有限。
それもあと少し。
だったら最後ぐらい仲良くいたい。
相澤さんは深い溜息を吐いた。
「こうなったらジャンケンで決めるか」
「はい?」
ジャンケン?
こんな重要なことを?
正気?
出てきそうだった涙は一気に引っ込んだ。
「仕方ないだろ。お互い譲らないんだから」
まるで子どものように口を尖らせる相澤さんに、何だか肩の力が抜けて笑いが漏れた。
「にしてもジャンケンって。あはは」
「やるのか。やらないのか」
「分かった!ジャンケンで勝った方の言うことを聞く」
運命の分かれ道。
私達は向かい合って拳を作った。
「最初はグー、じゃんけんっぽん」
********
「あーあ・・・」
名前は自分が出したチョキを恨めしく見つめていた。
「俺が勝ったんだから、俺の言うこと聞けよ」
「分かった・・・。でも、本当にいいの?後悔しない?」
「覚悟は決めた」
前に言っただろ。
誰にでも敵になり得る要素は持っているって。
もし、これが原因で世間から追われることになっても後悔はしない。
自分で選んだ道だから。
「名前こそいいのか。悪いが、雄英とヒーローを辞めれば贅沢な暮らしはさせられないぞ」
貯蓄で生活を賄ってもいつか底を尽きる。
アングラ系の仕事をしていた時に培ったパイプも使うつもりだが、生活基盤をすんなり築ける保証もない。
「私は相澤さんと一緒にいられればそれでいい。畑でもする?おじいさんの手伝ってたからわりとできるよ!」
「自給自足か。悪くないな」
「獣を狩るのもお任せあれ」
仮眠を取ることなく、俺達はこれからのことを語り合った。
ああ、そうだ・・・今回のじゃんけんで俺が勝つのは決まっていた。
これでも教師だからな。
生徒のことは把握しているつもりだ。
特にお前のことは。
だから名前が最初チョキから出すことも気付いてたよ。
「お前の主張こそ受け入れられん」
話し合いは平行線を辿る一方だった。
どちらも譲る気はないし、折衷案なんてものも思い浮かばない。
「もー・・・あとちょっとしか時間ないのにこんなのやだ」
時間は有限。
それもあと少し。
だったら最後ぐらい仲良くいたい。
相澤さんは深い溜息を吐いた。
「こうなったらジャンケンで決めるか」
「はい?」
ジャンケン?
こんな重要なことを?
正気?
出てきそうだった涙は一気に引っ込んだ。
「仕方ないだろ。お互い譲らないんだから」
まるで子どものように口を尖らせる相澤さんに、何だか肩の力が抜けて笑いが漏れた。
「にしてもジャンケンって。あはは」
「やるのか。やらないのか」
「分かった!ジャンケンで勝った方の言うことを聞く」
運命の分かれ道。
私達は向かい合って拳を作った。
「最初はグー、じゃんけんっぽん」
********
「あーあ・・・」
名前は自分が出したチョキを恨めしく見つめていた。
「俺が勝ったんだから、俺の言うこと聞けよ」
「分かった・・・。でも、本当にいいの?後悔しない?」
「覚悟は決めた」
前に言っただろ。
誰にでも敵になり得る要素は持っているって。
もし、これが原因で世間から追われることになっても後悔はしない。
自分で選んだ道だから。
「名前こそいいのか。悪いが、雄英とヒーローを辞めれば贅沢な暮らしはさせられないぞ」
貯蓄で生活を賄ってもいつか底を尽きる。
アングラ系の仕事をしていた時に培ったパイプも使うつもりだが、生活基盤をすんなり築ける保証もない。
「私は相澤さんと一緒にいられればそれでいい。畑でもする?おじいさんの手伝ってたからわりとできるよ!」
「自給自足か。悪くないな」
「獣を狩るのもお任せあれ」
仮眠を取ることなく、俺達はこれからのことを語り合った。
ああ、そうだ・・・今回のじゃんけんで俺が勝つのは決まっていた。
これでも教師だからな。
生徒のことは把握しているつもりだ。
特にお前のことは。
だから名前が最初チョキから出すことも気付いてたよ。
