【20章】過去②
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「そこからどうなってか、気付いたらここにいたんだよね!」
名前はパンと手を叩いて、話を結んだ。
「そうか・・・」
気の利いた言葉なんて思い浮かばなかった。
全て話した名前はすっきりした表情をしている。
「相澤さん、大好きだよ」
唐突に伝えられた愛の言葉に俺は目を見開いた。
「どうした、突然」
「よく考えたら、あと何回伝えられるか分からないから」
ああ、名前も俺と同じ不安を抱えているんだ。
「ここと向こうが繋がってるゲートが見つかれば、私は戻される可能性が高いでしょ?そうなったら・・・」
ここに来る前の状態が瀕死だったため、戻ればどうなるかわからない。
どちらにせよもう二度と会えなくなる。
それだけは確かだ。
「逃げるか」
********
何の冗談かと思った。
でも相澤さんはこんな時に冗談を言う人じゃない。
「逃げる・・・?」
「実は、空間が歪んでいる箇所がすでに見つかったらしい。まだ塞ぐ方法を模索しているところだが時間の問題だ」
「逃げるってどうやって?」
「あの喰種を捉えられたら現場はしばらくの間慌ただしいだろう。その間に逃げるぞ」
「そんなの嫌。どっちみち相澤さんに会えなくなるじゃん。それなら死んだって一緒」
「何言ってるんだ、俺も行く」
相澤さんの目は本気だった。
私は首を横に振った。
「そんなの絶対ダメ。やるなら私一人じゃないと」
「どっちにしろ、名前がいなくなれば俺は雄英を辞めるよ。ここには思い出が多すぎる」
「そんな情緒ないくせに」
「人をロボットみたいに言うな」
「1-Aの皆はどうするの?」
「教師なんていくらでも代わりはいる。前にも言っただろ、教師になったのは成り行きだって」
嘘つき。
相澤さん、なんだかんだで教師の仕事気に入ってくるくせに。
「教師の代わりはいくらでもいるが・・・お互いの代わりはどこにもいない」
「相澤さんの気持ちは嬉しい。でも・・・!」
「名前の言うことは分かる。俺も逆の立場ならそう言う。だけど俺の気持ちも分かるだろ?」
痛い程伝わるよ。
相澤さんがどれだけ私のことを想ってくれてるか。
だからこそ、私も引けない。
名前はパンと手を叩いて、話を結んだ。
「そうか・・・」
気の利いた言葉なんて思い浮かばなかった。
全て話した名前はすっきりした表情をしている。
「相澤さん、大好きだよ」
唐突に伝えられた愛の言葉に俺は目を見開いた。
「どうした、突然」
「よく考えたら、あと何回伝えられるか分からないから」
ああ、名前も俺と同じ不安を抱えているんだ。
「ここと向こうが繋がってるゲートが見つかれば、私は戻される可能性が高いでしょ?そうなったら・・・」
ここに来る前の状態が瀕死だったため、戻ればどうなるかわからない。
どちらにせよもう二度と会えなくなる。
それだけは確かだ。
「逃げるか」
********
何の冗談かと思った。
でも相澤さんはこんな時に冗談を言う人じゃない。
「逃げる・・・?」
「実は、空間が歪んでいる箇所がすでに見つかったらしい。まだ塞ぐ方法を模索しているところだが時間の問題だ」
「逃げるってどうやって?」
「あの喰種を捉えられたら現場はしばらくの間慌ただしいだろう。その間に逃げるぞ」
「そんなの嫌。どっちみち相澤さんに会えなくなるじゃん。それなら死んだって一緒」
「何言ってるんだ、俺も行く」
相澤さんの目は本気だった。
私は首を横に振った。
「そんなの絶対ダメ。やるなら私一人じゃないと」
「どっちにしろ、名前がいなくなれば俺は雄英を辞めるよ。ここには思い出が多すぎる」
「そんな情緒ないくせに」
「人をロボットみたいに言うな」
「1-Aの皆はどうするの?」
「教師なんていくらでも代わりはいる。前にも言っただろ、教師になったのは成り行きだって」
嘘つき。
相澤さん、なんだかんだで教師の仕事気に入ってくるくせに。
「教師の代わりはいくらでもいるが・・・お互いの代わりはどこにもいない」
「相澤さんの気持ちは嬉しい。でも・・・!」
「名前の言うことは分かる。俺も逆の立場ならそう言う。だけど俺の気持ちも分かるだろ?」
痛い程伝わるよ。
相澤さんがどれだけ私のことを想ってくれてるか。
だからこそ、私も引けない。
