【19章】敵
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結局またこうなる。
私はあの男の"食事"を運びながら思った。
ここは人と喰種が争わなくていい素敵な場所だったのに。
相澤さんはおびき寄せるだけで十分だと言ってくれたが、これは私が片付けなければ。
こっちの世界の人達に迷惑を掛けるわけにはいかない。
「よお」
先に着いて待っていると時間ぴったりに男が現れた。
「向こうさんと話はついたか」
食事を受け取りながら男が尋ねた。
「うん。明日の夜、案内する。だから今と同じ時間に再度待ち合わせ。それまで大人しくしといてよ?」
「はいはい」
最低限のことを伝えると、私は背を向けた。
一刻も早く立ち去りたかった。
********
急ピッチで各所との調整を終えたのは明け方だった。
不幸中の幸いは今日は学校が休みだということだ。
授業がないので、ヒーロー活動に専念できる。
今日の夜、あの喰種を仕留める。
「夜になったら嫌でも動くんだ。今のうちに寝とけ」
顔色が悪い名前を無理矢理俺のベッドに横たわらせた。
俺はベッドの端に腰かけて、ぼんやり天井を眺める名前の頭をゆっくりと撫ぜる。
「・・・あいつなの。ここに来る前に戦って、負けた相手。私を殺した喰種・・・」
思わず撫でていた手が止まった。
「・・・知り合いだとは思ったが、そういうことか。何があったんだ」
無理に聞きはしないが・・・、そう付け足したが名前は小さく口を開いてここに来る前に起こった出来事を話し出した。
私はあの男の"食事"を運びながら思った。
ここは人と喰種が争わなくていい素敵な場所だったのに。
相澤さんはおびき寄せるだけで十分だと言ってくれたが、これは私が片付けなければ。
こっちの世界の人達に迷惑を掛けるわけにはいかない。
「よお」
先に着いて待っていると時間ぴったりに男が現れた。
「向こうさんと話はついたか」
食事を受け取りながら男が尋ねた。
「うん。明日の夜、案内する。だから今と同じ時間に再度待ち合わせ。それまで大人しくしといてよ?」
「はいはい」
最低限のことを伝えると、私は背を向けた。
一刻も早く立ち去りたかった。
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急ピッチで各所との調整を終えたのは明け方だった。
不幸中の幸いは今日は学校が休みだということだ。
授業がないので、ヒーロー活動に専念できる。
今日の夜、あの喰種を仕留める。
「夜になったら嫌でも動くんだ。今のうちに寝とけ」
顔色が悪い名前を無理矢理俺のベッドに横たわらせた。
俺はベッドの端に腰かけて、ぼんやり天井を眺める名前の頭をゆっくりと撫ぜる。
「・・・あいつなの。ここに来る前に戦って、負けた相手。私を殺した喰種・・・」
思わず撫でていた手が止まった。
「・・・知り合いだとは思ったが、そういうことか。何があったんだ」
無理に聞きはしないが・・・、そう付け足したが名前は小さく口を開いてここに来る前に起こった出来事を話し出した。
