【19章】敵
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「これからどうする?」
今まで経験したことのない事態に先生達は戸惑っているようだ。
「まずは今の仮定が本当かどうかを確かめないとね。名字さんは喰種を見つけられそう?」
私は頷いた。
「私が見つけるのではなく・・・向こうから見つけてもらいます」
「私は向こうの世界では喰種界隈で少し有名でした。半喰種だし、人間の食事ができるので」
「相手は異世界に来て戸惑っているはず。だから黒翼を出した状態で街中を歩いていれば向こうが私に気付いて接触してくるはずです」
知り合いがいない中、同じ種族の喰種が歩いていればきっと気を許して近づいてくる。
私は自分が囮になることを提案した。
これ以上被害者を出さないためには、見つけたらすぐに対応しなければならない。
「この件はある程度案をまとめたところで国に報告するね。喰種が絡んでいるとなれば勝手に動くわけにはいかない」
「名字が来た時もやりましたが、再度念入りに異世界に繋がるゲートのようなものがないか調べないといけないですね」
「接触した後どうするか行動を綿密に決めておかないと・・・」
チームを2つに分けることにした。
私を含めて喰種を探し出し対処するチームと、雄英の敷地内で異世界との繋がりを調べるチーム。
「この事件の鍵は名字さんだ。頼りにしてるよ」
校長の言葉が肩にのしかかった。
********
「大丈夫か」
事態が事態なので、何かあった時にすぐに動けるよう教員寮の空き部屋を借りることになった。
「分からない・・・」
「不安か?」
「うん」
「口に出したら少しは気が晴れるかもしれない」
「もし・・・」
知り合いの喰種だったらどうしよう。
私はちゃんと"対処"できるだろうか。
孤独だったとはいえ、全く知り合いが居なかったわけではない。
グループに所属していたことだってある。
良くも悪くもこちらの世界に来て私は変わった。
以前の私なら躊躇うことなんてなかったと思う。
しかし・・・。
「今の私にちゃんと殺せるかな・・・」
相澤さんがぎゅっと抱きしめてくれた。
「大丈夫だ。捕まえさえできればあとの汚れ仕事はこっちで何とかするさ」
おびき寄せることさえできれば上等だ、そう言って安心させようとしてくれるが不安だ。
なんせ、身体的ポテンシャルが人間とは違う。
知り合いだったときも怖いが、もう1つは自分よりも格上の喰種だった場合。
捕まえることなんて出来るのだろうか。
今まで経験したことのない事態に先生達は戸惑っているようだ。
「まずは今の仮定が本当かどうかを確かめないとね。名字さんは喰種を見つけられそう?」
私は頷いた。
「私が見つけるのではなく・・・向こうから見つけてもらいます」
「私は向こうの世界では喰種界隈で少し有名でした。半喰種だし、人間の食事ができるので」
「相手は異世界に来て戸惑っているはず。だから黒翼を出した状態で街中を歩いていれば向こうが私に気付いて接触してくるはずです」
知り合いがいない中、同じ種族の喰種が歩いていればきっと気を許して近づいてくる。
私は自分が囮になることを提案した。
これ以上被害者を出さないためには、見つけたらすぐに対応しなければならない。
「この件はある程度案をまとめたところで国に報告するね。喰種が絡んでいるとなれば勝手に動くわけにはいかない」
「名字が来た時もやりましたが、再度念入りに異世界に繋がるゲートのようなものがないか調べないといけないですね」
「接触した後どうするか行動を綿密に決めておかないと・・・」
チームを2つに分けることにした。
私を含めて喰種を探し出し対処するチームと、雄英の敷地内で異世界との繋がりを調べるチーム。
「この事件の鍵は名字さんだ。頼りにしてるよ」
校長の言葉が肩にのしかかった。
********
「大丈夫か」
事態が事態なので、何かあった時にすぐに動けるよう教員寮の空き部屋を借りることになった。
「分からない・・・」
「不安か?」
「うん」
「口に出したら少しは気が晴れるかもしれない」
「もし・・・」
知り合いの喰種だったらどうしよう。
私はちゃんと"対処"できるだろうか。
孤独だったとはいえ、全く知り合いが居なかったわけではない。
グループに所属していたことだってある。
良くも悪くもこちらの世界に来て私は変わった。
以前の私なら躊躇うことなんてなかったと思う。
しかし・・・。
「今の私にちゃんと殺せるかな・・・」
相澤さんがぎゅっと抱きしめてくれた。
「大丈夫だ。捕まえさえできればあとの汚れ仕事はこっちで何とかするさ」
おびき寄せることさえできれば上等だ、そう言って安心させようとしてくれるが不安だ。
なんせ、身体的ポテンシャルが人間とは違う。
知り合いだったときも怖いが、もう1つは自分よりも格上の喰種だった場合。
捕まえることなんて出来るのだろうか。
