【18章】幸福
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テレビで見た光景が目の前に広がっている。
入り口でパンフレットを貰ってどこへ行くか悩む。
「どこに行きたいんだ?」
相澤さんの問いかけに首を傾げた。
テレビで見た時はこの雰囲気や世界観に惹かれたので、いざ具体的に聞かれると悩んでしまう。
「特にないなら適当に決めるぞ」
要領のいい相澤さんに任せた。
今まではこういうことがあっても、保護者が子どもの面倒を見ているようだったが、今は違う。
なんというか・・・リードされてるって感じ。
繋がった手を見て思わずニヤけてしまった。
「ジェットコースターは大丈夫なのか?」
「じぇっとこーすたー?」
あれだ、と指さされた先は人が乗り物に乗って乱高下している様だった。
「大丈夫大丈夫!だって私空飛べるんだよ?」
人はこれをフラグと呼ぶ。
そんなこと私は知らなかった。
********
「いやあああああ!!!」
自分が飛ぶのと飛ばされるのとは違うということが分かった。
独特な浮遊感と自分でコントロールできない不安感は恐怖となって私を襲った。
「無理無理、降りる!!」
「バカ!抜け出そうとするな」
「飛べるから大丈夫!」
「そういう問題じゃねぇ」
落ち切って再度上がろうとしている時に抜け出そうとしたら、隣の相澤さんに怒られた。
「林間合宿の肝試しを思い出す・・・」
あれも大丈夫だと思ってたけど大丈夫じゃなかった。
遠い目をしていると、登りきったジェットコースターは再度落下していった。
********
「大丈夫か」
「ありがとう・・・」
名前がベンチに座って項垂れている間に飲み物を買ってきた。
乗ったことがないにしても、あれだけ普段空飛んでいるのに。
「酔ったわけじゃないから大丈夫」
「まさか、ダメだとは思わなかった」
「ね、自分でもびっくり。でも楽しい」
自然と笑みがこぼれた名前に安心した。
「休憩したら次行くか。あれなんかどうだ?」
ベンチから正面に見える小さい小人達が楽しい世界観を作り出しているアトラクション。
正直俺から見たら子供だましだが、あれなら確実に大丈夫だろう。
「うん!行きたい!」
早く早くと、ベンチから立ち上がり俺の手を引く。
さっきまでの落ち込みはどこへ行った。
次また外でデートできるのはいつになるか分からない。
だから今日はとことん付き合おうと決めていた。
根拠のない空想は嫌いだが、もし幸と不幸が1:1で訪れるなら名前はこれから幸せなことばかり起こると思う。
入り口でパンフレットを貰ってどこへ行くか悩む。
「どこに行きたいんだ?」
相澤さんの問いかけに首を傾げた。
テレビで見た時はこの雰囲気や世界観に惹かれたので、いざ具体的に聞かれると悩んでしまう。
「特にないなら適当に決めるぞ」
要領のいい相澤さんに任せた。
今まではこういうことがあっても、保護者が子どもの面倒を見ているようだったが、今は違う。
なんというか・・・リードされてるって感じ。
繋がった手を見て思わずニヤけてしまった。
「ジェットコースターは大丈夫なのか?」
「じぇっとこーすたー?」
あれだ、と指さされた先は人が乗り物に乗って乱高下している様だった。
「大丈夫大丈夫!だって私空飛べるんだよ?」
人はこれをフラグと呼ぶ。
そんなこと私は知らなかった。
********
「いやあああああ!!!」
自分が飛ぶのと飛ばされるのとは違うということが分かった。
独特な浮遊感と自分でコントロールできない不安感は恐怖となって私を襲った。
「無理無理、降りる!!」
「バカ!抜け出そうとするな」
「飛べるから大丈夫!」
「そういう問題じゃねぇ」
落ち切って再度上がろうとしている時に抜け出そうとしたら、隣の相澤さんに怒られた。
「林間合宿の肝試しを思い出す・・・」
あれも大丈夫だと思ってたけど大丈夫じゃなかった。
遠い目をしていると、登りきったジェットコースターは再度落下していった。
********
「大丈夫か」
「ありがとう・・・」
名前がベンチに座って項垂れている間に飲み物を買ってきた。
乗ったことがないにしても、あれだけ普段空飛んでいるのに。
「酔ったわけじゃないから大丈夫」
「まさか、ダメだとは思わなかった」
「ね、自分でもびっくり。でも楽しい」
自然と笑みがこぼれた名前に安心した。
「休憩したら次行くか。あれなんかどうだ?」
ベンチから正面に見える小さい小人達が楽しい世界観を作り出しているアトラクション。
正直俺から見たら子供だましだが、あれなら確実に大丈夫だろう。
「うん!行きたい!」
早く早くと、ベンチから立ち上がり俺の手を引く。
さっきまでの落ち込みはどこへ行った。
次また外でデートできるのはいつになるか分からない。
だから今日はとことん付き合おうと決めていた。
根拠のない空想は嫌いだが、もし幸と不幸が1:1で訪れるなら名前はこれから幸せなことばかり起こると思う。
