【17章】脱走
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頭の回転が早い名前のことだ。
万一見つかった時の可能性を考えていないはずがない。
追いかける前に部屋をくまなく探した。
手紙を見つけた時、正直悩んだ。
しかし、隠したところで別の人に監視カメラを巻き戻して見られてしまったら言い逃れできなくなる。
自分の一連の行動もバッチリ映っているのだ。
ここは隠さずに正直に話した方が結果的に最小限のダメージで済むはずだ。
なんやかんや、名前に対して情が湧いている教員も多い。
その情に賭けるしかなかった。
だから俺はまずは校長に連絡を入れた。
重大事案なので全教員が緊急招集を受けた。
俺は校長に手紙と事の経緯を説明した。
「今回の件、暴走するトリガーを引いたのは我々です。必ず連れ戻すので、どうか寛容な処分でお願いしたい」
他の教員も手分けして探すと言われたが、GPSですでに居場所は把握していることを伝え断った。
「ここは相澤君を信じよう」
校長から許可を得て名前を追った。
無事に連れ戻すこと(そして俺達の関係を進めること)に成功し、処分も無断外出によるもののみとなった。
「そういえば、特に何もなかったな・・・」
ふとホークスが言っていたことを思い出した。
"本当に俺達と同じ身体構造してるんですかね"
昨夜の事を思い出したが、至って我々と何も変わらなかったように思う。
「何が?」
「何がだ?」
「え?特に何もなかったって今・・・」
校長室を出て、隣を歩く名前が怪訝そうな顔をしている。
そこで独り言が漏れていたことに気付いた。
「・・・いや、何でもない」
思い出してしまったことに罪悪感を抱き、顔を逸らした。
「・・・?変な相澤さん」
「絶対にもう抜け出すんじゃないぞ」
「うん。ありがとう」
礼を言うのはむしろこっちだ。
俺の傍にいてくれてありがとう。
万一見つかった時の可能性を考えていないはずがない。
追いかける前に部屋をくまなく探した。
手紙を見つけた時、正直悩んだ。
しかし、隠したところで別の人に監視カメラを巻き戻して見られてしまったら言い逃れできなくなる。
自分の一連の行動もバッチリ映っているのだ。
ここは隠さずに正直に話した方が結果的に最小限のダメージで済むはずだ。
なんやかんや、名前に対して情が湧いている教員も多い。
その情に賭けるしかなかった。
だから俺はまずは校長に連絡を入れた。
重大事案なので全教員が緊急招集を受けた。
俺は校長に手紙と事の経緯を説明した。
「今回の件、暴走するトリガーを引いたのは我々です。必ず連れ戻すので、どうか寛容な処分でお願いしたい」
他の教員も手分けして探すと言われたが、GPSですでに居場所は把握していることを伝え断った。
「ここは相澤君を信じよう」
校長から許可を得て名前を追った。
無事に連れ戻すこと(そして俺達の関係を進めること)に成功し、処分も無断外出によるもののみとなった。
「そういえば、特に何もなかったな・・・」
ふとホークスが言っていたことを思い出した。
"本当に俺達と同じ身体構造してるんですかね"
昨夜の事を思い出したが、至って我々と何も変わらなかったように思う。
「何が?」
「何がだ?」
「え?特に何もなかったって今・・・」
校長室を出て、隣を歩く名前が怪訝そうな顔をしている。
そこで独り言が漏れていたことに気付いた。
「・・・いや、何でもない」
思い出してしまったことに罪悪感を抱き、顔を逸らした。
「・・・?変な相澤さん」
「絶対にもう抜け出すんじゃないぞ」
「うん。ありがとう」
礼を言うのはむしろこっちだ。
俺の傍にいてくれてありがとう。
