【17章】脱走
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自分でも突拍子のない提案をしていると自覚している。
「何・・・言ってるんだ」
「仮免だって取ったし!」
「だからといって好きに活動していいわけじゃない」
「でも、死柄木を捕まえるなら今がチャンスだよ」
オールフォーワンという怪物を捕まえ、弱体化している今が敵連合の叩き時だ。
「このまま何もしなかったら、また力を回復して仲間を増やすかもしれない」
「分かっている。しかしヒーロー側も戦力は落ちている」
オールマイトだけではない。
神野の戦いでは何人ものヒーローが傷を負った。
それは分かっている。
「無茶はしない。潜伏先を知るだけでも・・・。私鼻が利くし、ハウンドドッグ先生と一緒に探すとか」
「無茶言うな・・・。範囲が広すぎる。それにここは学校だ。ヒーロー活動をする事務所じゃない」
「神野では廃墟ビルを使ってた。潜伏するなら似たような場所を選ぶと思う。近すぎず、遠すぎない廃墟ビルを中心に・・・」
「いい加減にしろ」
相澤さんにピシャリと一喝された。
「そんなの許されるわけないだろう」
普段から厳しい人ではあるが、私に対して怒ったのは初めてかもしれない。
眉間に皺を寄せた相澤さん。
私に何もできることはないというのは初めから分かっていた。
「でも・・・死柄木を捕まえるのに貢献したら私の容疑は晴れるでしょ・・・?」
「監視カメラの件は、名前に気付かれたと言って取ってもらおう」
私は首を横に振った。
「このままでいいよ」
「だが・・・」
「いいの」
監視カメラが見つかったことも、相澤さんのせいにされたくない。
「もう、いいの」
********
思わず厳しい言葉を掛けてしまった。
想定していたより低い自分の声に、しまったと思った。
「変な事言ってごめんなさい」
俯き謝る名前に手が伸びた。
「名前の言っていることは分かる。だが、それをするのはヒーロー事務所を構えているヒーロー達の仕事だ。彼らのことを信じよう」
今度はできるだけ優しく、なだめるように声を掛けた。
背中に手を添えた。
監視カメラに気付きながら生活をするのは相当なストレスだっただろう。
名前がここから帰りたくなくなるのも分かる。
だからといって泊めてやることもできない。
「ごめんな」
名前はふるふると首を横に振った。
「何・・・言ってるんだ」
「仮免だって取ったし!」
「だからといって好きに活動していいわけじゃない」
「でも、死柄木を捕まえるなら今がチャンスだよ」
オールフォーワンという怪物を捕まえ、弱体化している今が敵連合の叩き時だ。
「このまま何もしなかったら、また力を回復して仲間を増やすかもしれない」
「分かっている。しかしヒーロー側も戦力は落ちている」
オールマイトだけではない。
神野の戦いでは何人ものヒーローが傷を負った。
それは分かっている。
「無茶はしない。潜伏先を知るだけでも・・・。私鼻が利くし、ハウンドドッグ先生と一緒に探すとか」
「無茶言うな・・・。範囲が広すぎる。それにここは学校だ。ヒーロー活動をする事務所じゃない」
「神野では廃墟ビルを使ってた。潜伏するなら似たような場所を選ぶと思う。近すぎず、遠すぎない廃墟ビルを中心に・・・」
「いい加減にしろ」
相澤さんにピシャリと一喝された。
「そんなの許されるわけないだろう」
普段から厳しい人ではあるが、私に対して怒ったのは初めてかもしれない。
眉間に皺を寄せた相澤さん。
私に何もできることはないというのは初めから分かっていた。
「でも・・・死柄木を捕まえるのに貢献したら私の容疑は晴れるでしょ・・・?」
「監視カメラの件は、名前に気付かれたと言って取ってもらおう」
私は首を横に振った。
「このままでいいよ」
「だが・・・」
「いいの」
監視カメラが見つかったことも、相澤さんのせいにされたくない。
「もう、いいの」
********
思わず厳しい言葉を掛けてしまった。
想定していたより低い自分の声に、しまったと思った。
「変な事言ってごめんなさい」
俯き謝る名前に手が伸びた。
「名前の言っていることは分かる。だが、それをするのはヒーロー事務所を構えているヒーロー達の仕事だ。彼らのことを信じよう」
今度はできるだけ優しく、なだめるように声を掛けた。
背中に手を添えた。
監視カメラに気付きながら生活をするのは相当なストレスだっただろう。
名前がここから帰りたくなくなるのも分かる。
だからといって泊めてやることもできない。
「ごめんな」
名前はふるふると首を横に振った。
