【13章】束の間の休息
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仮免許取得も終わり、一時的に少し仕事が落ち着いたように思う。
神野の事件から時間も過ぎ、世間も落ち着いてきた。
マスコミももう大丈夫だろう。
爆豪と轟の補講が終わったらそろそろ名前との関係を進展させたい。
待たせてしまった分、幸せにしてやりたいと切に思う。
だが、俺にはどうも恋愛運というものが備わっていないらしい。
死穢八斎會の問題が立ちはだかり、それどころではなくなってしまい、結局また俺達の関係は先送りとなった。
「気を付けてくださいね」
仕事内容は話せないが、ヒーロー活動に出ることは伝えていた。
決戦の日、名前は心配そうに俺の袖を掴んだ。
「ああ、行ってくるよ」
必ずここへ戻ってくる。
名前と出会って、無事に戻るための理由ができた。
まさか俺が自分ではなく他人を理由にする日が来るとは思わなかった。
俺は名前に背を向けて歩きだした。
********
消太さんが強いことは分かってる。
でも私は心配で堪らなかった。
だって、私と消太さんの初めて顔を合わせた場所は病院なのだ。
思い出すのはUSJ襲撃事件後の痛ましい姿。
もしまたあんなことになったら?
ヒーローである以上、怪我は付き物かもしれないが命の危険だけはさらされてほしくない。
消太さんと付き合うということは、毎回こういった心痛を抱えることを覚悟しなければならない。
私には何もできない。
でも消太さんはきっとそんなことで私が落ち込むことを望んでない。
私にできることはこの心痛を隠して、帰ってきたときに「おかえりなさい」と言って出迎えることだけだ。
「どうか無事で・・・」
私はただ無事でありますようにと祈りを捧げた。
********
数日後、激しい戦闘の末、怪我人や殉職者が出たと風の噂で聞いた。
殉職者という言葉に背中が凍ったが、それが消太さんではないと知って最低な私はどこかホッとしてしまった。
USJの時とは違い、2本の足でしっかり地面に立っている消太さんを見て思わず駆け寄って抱き着きたくなったが、それをしてしまうときっと心配かけたことを気に病むだろう。
だから私は何度もシュミレーションした通り平静を装って「おかえりなさい」と声を掛けただけにとどめた。
消太さんからは「ただいま」とだけ返ってきた。
事件のことについては何も聞かなかった。
週末の金曜日、今日は消太さんの部屋でご飯を食べることになった。
「名前に頼みがあるんだが」
「何でしょう?」
消太さんは麻婆豆腐をスプーンに掬って唐突に切り出した。
「買い物に付き合ってほしい」
「もう出歩いても大丈夫ですかね?」
「マスコミ関係は大丈夫だ。敵連合も神野以降動きはないからな。いつまでも引きこもってたら名前もしんどいだろ」
寮に入ってからは平穏そのもので、正直荼毘の存在など忘れていた。
消太さんが大丈夫というなら大丈夫だ。
「買い物、ぜひ行きたいです」
「明日いけるか?」
「もちろんです!」
買い物といえば、前回の林間合宿前を思い出す。
結局約束していた猫カフェもまだ行けていないが、私は消太さんと出かけられるならどこでもいい。
私は夕食後、自室へ戻り、ああでもないこうでもないと持ち合わせの服を引っ張り出し一人ファッションショーを開催した。
神野の事件から時間も過ぎ、世間も落ち着いてきた。
マスコミももう大丈夫だろう。
爆豪と轟の補講が終わったらそろそろ名前との関係を進展させたい。
待たせてしまった分、幸せにしてやりたいと切に思う。
だが、俺にはどうも恋愛運というものが備わっていないらしい。
死穢八斎會の問題が立ちはだかり、それどころではなくなってしまい、結局また俺達の関係は先送りとなった。
「気を付けてくださいね」
仕事内容は話せないが、ヒーロー活動に出ることは伝えていた。
決戦の日、名前は心配そうに俺の袖を掴んだ。
「ああ、行ってくるよ」
必ずここへ戻ってくる。
名前と出会って、無事に戻るための理由ができた。
まさか俺が自分ではなく他人を理由にする日が来るとは思わなかった。
俺は名前に背を向けて歩きだした。
********
消太さんが強いことは分かってる。
でも私は心配で堪らなかった。
だって、私と消太さんの初めて顔を合わせた場所は病院なのだ。
思い出すのはUSJ襲撃事件後の痛ましい姿。
もしまたあんなことになったら?
ヒーローである以上、怪我は付き物かもしれないが命の危険だけはさらされてほしくない。
消太さんと付き合うということは、毎回こういった心痛を抱えることを覚悟しなければならない。
私には何もできない。
でも消太さんはきっとそんなことで私が落ち込むことを望んでない。
私にできることはこの心痛を隠して、帰ってきたときに「おかえりなさい」と言って出迎えることだけだ。
「どうか無事で・・・」
私はただ無事でありますようにと祈りを捧げた。
********
数日後、激しい戦闘の末、怪我人や殉職者が出たと風の噂で聞いた。
殉職者という言葉に背中が凍ったが、それが消太さんではないと知って最低な私はどこかホッとしてしまった。
USJの時とは違い、2本の足でしっかり地面に立っている消太さんを見て思わず駆け寄って抱き着きたくなったが、それをしてしまうときっと心配かけたことを気に病むだろう。
だから私は何度もシュミレーションした通り平静を装って「おかえりなさい」と声を掛けただけにとどめた。
消太さんからは「ただいま」とだけ返ってきた。
事件のことについては何も聞かなかった。
週末の金曜日、今日は消太さんの部屋でご飯を食べることになった。
「名前に頼みがあるんだが」
「何でしょう?」
消太さんは麻婆豆腐をスプーンに掬って唐突に切り出した。
「買い物に付き合ってほしい」
「もう出歩いても大丈夫ですかね?」
「マスコミ関係は大丈夫だ。敵連合も神野以降動きはないからな。いつまでも引きこもってたら名前もしんどいだろ」
寮に入ってからは平穏そのもので、正直荼毘の存在など忘れていた。
消太さんが大丈夫というなら大丈夫だ。
「買い物、ぜひ行きたいです」
「明日いけるか?」
「もちろんです!」
買い物といえば、前回の林間合宿前を思い出す。
結局約束していた猫カフェもまだ行けていないが、私は消太さんと出かけられるならどこでもいい。
私は夕食後、自室へ戻り、ああでもないこうでもないと持ち合わせの服を引っ張り出し一人ファッションショーを開催した。
