【11章】三角関係
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翌日。
御園さんが非常に忙しそうだったので、彼女に頼まれて仕事の合間に中庭の花に水やりを行った。
昨日早上がりしたツケだと嘆いていたが、デートは楽しかったらしく幸せそうな顔をしていた。
外でデートかぁ。
荼毘のこともあるし、マスコミの目も怖いので消太さんと外でデートはしばらくは無理そうだな。
私もいつか堂々と外でデートしたい。
その時は正式にお付き合いできてたらいいなぁ。
それは高望みしすぎか。
以前約束した猫カフェにも行きたい。
私は脳内デートに花を咲かせ鼻歌を歌いながら水を花壇に撒いた。
「いいことあったんですか?」
「わっ、真鍋さん!」
背後から話しかけられて驚いた私は肩がびくりと上に跳ね上がった。
「あはは、驚かせてしまってすみません」
「いえいえ」
「昨日はありがとうございました」
「私も生徒達にお呼ばれした身なので、立場変わらないですよ」
「でも僕後片付けもしてないので」
「何言ってるんですか!お仕事大変なんですから。困ったときはお互いさまです」
真鍋さんはまだ何か言いたそうで、私は首を傾げた。
「どうかされましたか?」
「あ、いえ!一個聞いてもいいですか?」
「はい、どうぞ」
「相澤先生とお付き合いされているのを隠しているのってやっぱり同僚だからですか?」
「えっ!?」
昨日付き合ってないって言ったのに。
何でしつこく聞くんだろう。
「あの、付き合ってないって昨日お答えしたと思うんですけど・・・」
少し辟易とした態度が出てしまったかもしれない。
しかし私はこの質問にうんざりし始めていた。
「すみません!昨日帰るときに偶然お2人が寮へ戻っていくのを見かけて。声掛けようと思ったんですけど、手を繋がれていたので邪魔しちゃ悪いかなって思って・・・」
「え!見てたんですか?」
「見てたというか見えたというか」
「こちらこそすみません。校内なのに・・・」
「あ、お付き合いしていることは誰にも言わないので」
「えっと・・・本当に付き合ってはいなくて」
もう付き合ってるって言った方がいいのかなとも思ったが、それこそ嘘をつくことになる。
嘘がどんな拍子で広がるかもわからない。
どうしよう、と考えあぐねていると真鍋さんは私の両肩を掴んだ。
「まさか・・・」
深刻そうな表情をしている真鍋さん。
「遊ばれてる・・・とかじゃないですよね?」
心配そうに声を潜めて尋ねられたので私は思いっきり首を横に振って否定した。
「まさか!違いますよ」
正直に話すのが一番かもしれない。
私は気持ちはお互いに伝え合ったけれど、まだお付き合いできる状況にない現状を伝えた。
「あ、でもこのことは内緒にしておいて欲しいです」
「もちろん、誰にも言いません。すみません、プライベートな話に立ち行ってしまって」
「いえいえ、真鍋さんも好きな人できたら教えて下さい」
「・・・いつになるか分かりませんね」
ではまた、と真鍋さんは会釈をして去っていった。
御園さんが非常に忙しそうだったので、彼女に頼まれて仕事の合間に中庭の花に水やりを行った。
昨日早上がりしたツケだと嘆いていたが、デートは楽しかったらしく幸せそうな顔をしていた。
外でデートかぁ。
荼毘のこともあるし、マスコミの目も怖いので消太さんと外でデートはしばらくは無理そうだな。
私もいつか堂々と外でデートしたい。
その時は正式にお付き合いできてたらいいなぁ。
それは高望みしすぎか。
以前約束した猫カフェにも行きたい。
私は脳内デートに花を咲かせ鼻歌を歌いながら水を花壇に撒いた。
「いいことあったんですか?」
「わっ、真鍋さん!」
背後から話しかけられて驚いた私は肩がびくりと上に跳ね上がった。
「あはは、驚かせてしまってすみません」
「いえいえ」
「昨日はありがとうございました」
「私も生徒達にお呼ばれした身なので、立場変わらないですよ」
「でも僕後片付けもしてないので」
「何言ってるんですか!お仕事大変なんですから。困ったときはお互いさまです」
真鍋さんはまだ何か言いたそうで、私は首を傾げた。
「どうかされましたか?」
「あ、いえ!一個聞いてもいいですか?」
「はい、どうぞ」
「相澤先生とお付き合いされているのを隠しているのってやっぱり同僚だからですか?」
「えっ!?」
昨日付き合ってないって言ったのに。
何でしつこく聞くんだろう。
「あの、付き合ってないって昨日お答えしたと思うんですけど・・・」
少し辟易とした態度が出てしまったかもしれない。
しかし私はこの質問にうんざりし始めていた。
「すみません!昨日帰るときに偶然お2人が寮へ戻っていくのを見かけて。声掛けようと思ったんですけど、手を繋がれていたので邪魔しちゃ悪いかなって思って・・・」
「え!見てたんですか?」
「見てたというか見えたというか」
「こちらこそすみません。校内なのに・・・」
「あ、お付き合いしていることは誰にも言わないので」
「えっと・・・本当に付き合ってはいなくて」
もう付き合ってるって言った方がいいのかなとも思ったが、それこそ嘘をつくことになる。
嘘がどんな拍子で広がるかもわからない。
どうしよう、と考えあぐねていると真鍋さんは私の両肩を掴んだ。
「まさか・・・」
深刻そうな表情をしている真鍋さん。
「遊ばれてる・・・とかじゃないですよね?」
心配そうに声を潜めて尋ねられたので私は思いっきり首を横に振って否定した。
「まさか!違いますよ」
正直に話すのが一番かもしれない。
私は気持ちはお互いに伝え合ったけれど、まだお付き合いできる状況にない現状を伝えた。
「あ、でもこのことは内緒にしておいて欲しいです」
「もちろん、誰にも言いません。すみません、プライベートな話に立ち行ってしまって」
「いえいえ、真鍋さんも好きな人できたら教えて下さい」
「・・・いつになるか分かりませんね」
ではまた、と真鍋さんは会釈をして去っていった。