【11章】三角関係
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「ん~・・・」
「どうしたの?」
ソファの下を覗き込む上鳴くんに声を掛けた。
「携帯がなくて」
「自分の部屋は?」
「探したんすけどね」
「最後に使ったのは?」
「教室だった気がする。ポケットに入れてたから落ちたんかも。瀬呂~。俺の携帯鳴らして!みんなちょっと静かにしてくれー」
静まり返った共同スペースで瀬呂くんが携帯を鳴らした。
「・・・聞こえないね」
「瀬呂!ちょっとそのままな!」
上鳴くんはエレベーターに乗り込んだ。
数分後戻ってきた上鳴くんの手に携帯は無かった。
「学校かな・・・」
「落としてたら総務課に届いてるかも!」
「ちょっと行ってきます!」
携帯なかったら不安だよね。
上鳴くんは玄関から飛び出していった。
********
「ただいま~!」
上鳴くんが戻ってきた表情で答えを聞くまでもなく、携帯は見つかったのだと分かった。
「あれ!?真鍋さん?」
上鳴くんの後ろに立っているのは真鍋さんだった。
少し困惑している様子だ。
「一人で残って仕事してて、夜ご飯食べてないって言ってたから!」
上鳴くんのコミュニケーション能力には脱帽する。
「御園さんは帰ったんですか?」
「彼女は今日デートだからどうしても早上がりしたいらしくて」
「まだ仕事残っているんですか?」
「まだ少し掛かりそうです」
「じゃあ夜ご飯ここでパパッと食べちゃいましょう!ね?相澤先生」
「ああ、遠慮するな」
「部外者なのに申し訳ないですよ・・・」
「何言ってるんですか!雄英で一緒に働いている身じゃないですか」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて」
皆が「誰?」と疑問符を浮かべている中、上鳴くんと芦戸さんが説明していた。
誰でもウェルカムな雰囲気で迎えた夕食会。
「じゃあ、相澤先生はここ、名前さんはここ、真鍋さんはここで」
上鳴くんに指定された席に腰を下ろした。
私の左隣に相澤先生、前に真鍋さんという配置だ。
消太さんの前、つまり真鍋さんの右隣は空席だ。
そりゃ、大人3人に囲まれた生徒は可哀想だからね。
でもこの配置だと・・・。
私がトークを頑張らねば。
消太さんと真鍋さんが楽しくお喋りしている姿など想像できない。
「「「「いただきまーす!!!」」」」
副菜のサラダもテーブルに揃ったところで全員で手を合わせた。
合宿の時も思ったけど、大勢でご飯食べる機会はそうそうないから楽しい。
「短時間しか煮込んでないと思えないほど美味しい!」
「でしょ!さすが、我らが爆豪!」
「なんでお前がドヤ顔すんだよ」
まるで我が物顔で自慢する上鳴くんを瀬呂くんが肘で突いた。
作った本人は無言のまま凄いスピードでカレーを平らげている。
「賑やかで楽しいですね」
「はい!1Aの生徒はみんな良い子ですよ」
「成長が楽しみですね」
こうして真鍋さんも参加の賑やかな夕食会がスタートした。
********
おまけ
芦「何で真鍋さん誘ったの?」
上「その方が面白くなりそうだなって」
芦「そう?」
上「最初断られたんだけど名前さんも居るって言ったらちょっと反応変わったんだよな。だからゴリ押ししてみた」
芦「なるほどね~。ナイス、上鳴」
上「うぇーい」
「どうしたの?」
ソファの下を覗き込む上鳴くんに声を掛けた。
「携帯がなくて」
「自分の部屋は?」
「探したんすけどね」
「最後に使ったのは?」
「教室だった気がする。ポケットに入れてたから落ちたんかも。瀬呂~。俺の携帯鳴らして!みんなちょっと静かにしてくれー」
静まり返った共同スペースで瀬呂くんが携帯を鳴らした。
「・・・聞こえないね」
「瀬呂!ちょっとそのままな!」
上鳴くんはエレベーターに乗り込んだ。
数分後戻ってきた上鳴くんの手に携帯は無かった。
「学校かな・・・」
「落としてたら総務課に届いてるかも!」
「ちょっと行ってきます!」
携帯なかったら不安だよね。
上鳴くんは玄関から飛び出していった。
********
「ただいま~!」
上鳴くんが戻ってきた表情で答えを聞くまでもなく、携帯は見つかったのだと分かった。
「あれ!?真鍋さん?」
上鳴くんの後ろに立っているのは真鍋さんだった。
少し困惑している様子だ。
「一人で残って仕事してて、夜ご飯食べてないって言ってたから!」
上鳴くんのコミュニケーション能力には脱帽する。
「御園さんは帰ったんですか?」
「彼女は今日デートだからどうしても早上がりしたいらしくて」
「まだ仕事残っているんですか?」
「まだ少し掛かりそうです」
「じゃあ夜ご飯ここでパパッと食べちゃいましょう!ね?相澤先生」
「ああ、遠慮するな」
「部外者なのに申し訳ないですよ・・・」
「何言ってるんですか!雄英で一緒に働いている身じゃないですか」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて」
皆が「誰?」と疑問符を浮かべている中、上鳴くんと芦戸さんが説明していた。
誰でもウェルカムな雰囲気で迎えた夕食会。
「じゃあ、相澤先生はここ、名前さんはここ、真鍋さんはここで」
上鳴くんに指定された席に腰を下ろした。
私の左隣に相澤先生、前に真鍋さんという配置だ。
消太さんの前、つまり真鍋さんの右隣は空席だ。
そりゃ、大人3人に囲まれた生徒は可哀想だからね。
でもこの配置だと・・・。
私がトークを頑張らねば。
消太さんと真鍋さんが楽しくお喋りしている姿など想像できない。
「「「「いただきまーす!!!」」」」
副菜のサラダもテーブルに揃ったところで全員で手を合わせた。
合宿の時も思ったけど、大勢でご飯食べる機会はそうそうないから楽しい。
「短時間しか煮込んでないと思えないほど美味しい!」
「でしょ!さすが、我らが爆豪!」
「なんでお前がドヤ顔すんだよ」
まるで我が物顔で自慢する上鳴くんを瀬呂くんが肘で突いた。
作った本人は無言のまま凄いスピードでカレーを平らげている。
「賑やかで楽しいですね」
「はい!1Aの生徒はみんな良い子ですよ」
「成長が楽しみですね」
こうして真鍋さんも参加の賑やかな夕食会がスタートした。
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おまけ
芦「何で真鍋さん誘ったの?」
上「その方が面白くなりそうだなって」
芦「そう?」
上「最初断られたんだけど名前さんも居るって言ったらちょっと反応変わったんだよな。だからゴリ押ししてみた」
芦「なるほどね~。ナイス、上鳴」
上「うぇーい」