【10章】再び
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「ここが私の部屋かぁ」
キッチンは共同だけど、部屋にはちゃんとお風呂とトイレが付いている。
私はミッドナイト先生と消太さんの間の部屋になった。
近距離だったので、引っ越しはあっという間に終わった。
段ボールはそこら中に積んであるけど、時間があるときにゆっくり片付けていけばいい。
今度皆さんにお礼しないと!
消太さんに貰ったプリザーブドフラワーはベッド脇のテーブルの上に置いた。
「名字ちゃん、休憩がてらお茶しない?」
ミッドナイト先生がひょっこりドアから顔を出した。
お盆にティーカップを載せていた。
「はい!ぜひ」
私はテーブルを中央に置いてミッドナイト先生を手招きした。
「散らかってますけど、どうぞ」
「ありがとう」
「こちらこそ、お茶ありがとうございます」
「ふふ、やっと女子会出来るわね」
「本当ですね!」
向かい合って腰を下ろした。
私が雄英を離れていた間の学校の様子や、私がその間行っていた就活の話など女同士の会話は尽きない。
「と・こ・ろ・で」
ミッドナイト先生は悪い顔をしながらティーカップに口を付けた。
「な、なんですか?嫌な予感しかしないんですけど」
「相澤くんと付き合ってるの?」
やっぱり!
林間合宿のお風呂での麗日さんと同じ顔してたよ!
「・・・付き合ってないです」
「え~!怪しい!」
「ほんとですよ!」
嘘は言っていない、嘘は。
ミッドナイト先生の視線に耐え切れず目が泳ぐ。
「でも好きなんでしょ?」
ミッドナイト先生は同じ女から見てとても羨ましい女性だ。
性格はハツラツとしているが、色気もあって、さっきまでのからかう態度とは違い優しい眼差しで問われたら同性でもドキっとする。
それにそんな瞳で見つめられたら嘘はつけない。
「はい、好きです」
肯定するとミッドナイト先生は私の頭を撫でてくれた。
「頑張ってね」
ミッドナイト先生は個性使ってなくてもいい匂い。
「ミッドナイト先生は恋人いらっしゃるんですか?」
「私~?今はフリーよ!」
「どんな男性がタイプなんですか?」
「ん~、頼れる男!」
そこから話題はミッドナイト先生の好きなタイプや、私の消太さんの好きなところとか女性特有の恋バナで盛り上がった。
小一時間ほどお喋りをし、もうそろそろお開きかなという雰囲気になってきた時、私の部屋にノックの音が鳴った。
「はーい!」
ドアを開けると消太さんが立っていた。
「お疲れ」
「今日はありがとうございました!」
「思ったよりあっという間に終わったな」
「距離が近くて助かりました」
「ミッドナイトさんと喋ってたのか。良かったらこれ2人で」
消太さんは私に袋を渡してくれた。
「あ、シュークリーム!」
中を見ると4つ入っていた。
「ありがとうございます。相澤先生も一緒に食べましょう」
「遠慮しとくよ。女子会してたんだろ?」
「相澤くん、私もうそろそろお暇しようと思ってたところだから」
シュークリームが4つあることを伝えると「じゃあ1つ貰っていくわね」と受け取ったら引き留める間もなく、颯爽と部屋から出ていってしまった。
*********
おまけ
「山田ー!やっぱ、2人付き合ってないって」
「マジか!消太のことだから隠してるだけかと思ったんだけどなぁ」
「でもきっとすぐに付き合うんじゃないかしら?」
「『2人を見守り隊』結成っすね!」
「随時情報共有を!」
「ラジャ!隊長!」
キッチンは共同だけど、部屋にはちゃんとお風呂とトイレが付いている。
私はミッドナイト先生と消太さんの間の部屋になった。
近距離だったので、引っ越しはあっという間に終わった。
段ボールはそこら中に積んであるけど、時間があるときにゆっくり片付けていけばいい。
今度皆さんにお礼しないと!
消太さんに貰ったプリザーブドフラワーはベッド脇のテーブルの上に置いた。
「名字ちゃん、休憩がてらお茶しない?」
ミッドナイト先生がひょっこりドアから顔を出した。
お盆にティーカップを載せていた。
「はい!ぜひ」
私はテーブルを中央に置いてミッドナイト先生を手招きした。
「散らかってますけど、どうぞ」
「ありがとう」
「こちらこそ、お茶ありがとうございます」
「ふふ、やっと女子会出来るわね」
「本当ですね!」
向かい合って腰を下ろした。
私が雄英を離れていた間の学校の様子や、私がその間行っていた就活の話など女同士の会話は尽きない。
「と・こ・ろ・で」
ミッドナイト先生は悪い顔をしながらティーカップに口を付けた。
「な、なんですか?嫌な予感しかしないんですけど」
「相澤くんと付き合ってるの?」
やっぱり!
林間合宿のお風呂での麗日さんと同じ顔してたよ!
「・・・付き合ってないです」
「え~!怪しい!」
「ほんとですよ!」
嘘は言っていない、嘘は。
ミッドナイト先生の視線に耐え切れず目が泳ぐ。
「でも好きなんでしょ?」
ミッドナイト先生は同じ女から見てとても羨ましい女性だ。
性格はハツラツとしているが、色気もあって、さっきまでのからかう態度とは違い優しい眼差しで問われたら同性でもドキっとする。
それにそんな瞳で見つめられたら嘘はつけない。
「はい、好きです」
肯定するとミッドナイト先生は私の頭を撫でてくれた。
「頑張ってね」
ミッドナイト先生は個性使ってなくてもいい匂い。
「ミッドナイト先生は恋人いらっしゃるんですか?」
「私~?今はフリーよ!」
「どんな男性がタイプなんですか?」
「ん~、頼れる男!」
そこから話題はミッドナイト先生の好きなタイプや、私の消太さんの好きなところとか女性特有の恋バナで盛り上がった。
小一時間ほどお喋りをし、もうそろそろお開きかなという雰囲気になってきた時、私の部屋にノックの音が鳴った。
「はーい!」
ドアを開けると消太さんが立っていた。
「お疲れ」
「今日はありがとうございました!」
「思ったよりあっという間に終わったな」
「距離が近くて助かりました」
「ミッドナイトさんと喋ってたのか。良かったらこれ2人で」
消太さんは私に袋を渡してくれた。
「あ、シュークリーム!」
中を見ると4つ入っていた。
「ありがとうございます。相澤先生も一緒に食べましょう」
「遠慮しとくよ。女子会してたんだろ?」
「相澤くん、私もうそろそろお暇しようと思ってたところだから」
シュークリームが4つあることを伝えると「じゃあ1つ貰っていくわね」と受け取ったら引き留める間もなく、颯爽と部屋から出ていってしまった。
*********
おまけ
「山田ー!やっぱ、2人付き合ってないって」
「マジか!消太のことだから隠してるだけかと思ったんだけどなぁ」
「でもきっとすぐに付き合うんじゃないかしら?」
「『2人を見守り隊』結成っすね!」
「随時情報共有を!」
「ラジャ!隊長!」